第95回凱旋門賞を振り返る
どうにか寝落ちせず10時半を迎えた頃、フジテレビの中継ではユーイチ騎手が解説。蒼白な表情は気のせいか。見てられなくてグリーンチャンネルに変えたら武豊騎手が出ていた。こちらのほうがいろんな意味で安心して見られる。パドックで周回を終えた各馬が馬場入り。しきりにMCが馬券締め切りが11時1分と繰り返す。寝落ちする前に買ったのはポストポンドとファウンドからの三連複総流しとファウンドからのワイド総流し。ファウンドを選んだのは凱旋門賞で牝馬が有利な事、そして鞍上ムーアに尽きる。
レースは終始緩みのないペースに外枠が祟ったマカヒキ。ポストポンドも先団につける。うちに潜んだファウンドは中団からコーナーに差し掛かる辺りから進出。直線では先頭に立つ勢いだった。先行してペースを作った一頭だったハイランドリール、オーダーオブセントジョージが迫る中、ファウンドはゴールを突き抜けていた。ハイペースに2:23.61の速い勝ちタイムはスピードだけでなくスタミナを要求した事を物語る。スピードの勝ったマカヒキには未経験で展開共々不向きなレースとなった。
これまでなら海外のレースを観ていて純粋に日本馬の応援に徹していた。しかしそのレースの馬券を買うとなれば話は違う。最後の直線で立つファウンドを見て「そのまま!」と叫んでいた。妻に「マカヒキじゃないの?」と言われたが、心はここに在らず。ゴール後は2、3着によるワイドの配当ばかり気になっていた。ただスピード決着だったからか、ポストポンドが残らなかったのは残念。三連複も当てたかったが、欲を言えばキリがない。
今は初めての海外競馬の馬券を当てられて嬉しい。かつて地の利が通用しなかった頃のジャパンカップのような競馬。というより、1頭を除けば皆外国馬。言うなれば逆ジャパンカップ状態。これまでの馬券購入とは違った感覚、経験である。41億円の売り上げがあったそうだが、購入した競馬ファンは同じ思いだろう。なお年末に向けメルボルンC、香港と続くとの事。果たして秋のGIシリーズが終わるまで財布の中身が保つだろうか。
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