「アルト ワークス」に試乗する
妻のソリオがエアバッグ用のプログラムが書き換え必要との事で、スズキのお店を訪れた。もう一つの目的はアルトワークスに乗る事。前回の定期点検の際、ペンタックスのカメライベントと重なってキャンセル。今回念願の試乗となった。なお試乗には予約が必要。1台を地域周辺のお店で回しているかららしい。スズキの試乗車はステッカーが大きくデカデカと貼ってあって、乗っている身としてはちょっと恥ずかしい。
試乗時間は20分。まずクラッチを踏んだ状態でエンジンが掛かる事を知らされる。「やっぱエンストするよなぁ」と思わず納得。マニュアル車の運転は20年以上ぶりだ。ナビは未実装で内装も無粋。クラッチの距離が遠く、シートを前後させる。ちなみにシートはレカロ、座るとホールドは少なめの感じ。サイドブレーキを下げ、いよいよアルトワークスを路上に発進させた。
シフトのストロークは長からず、短からず。個人的にはクイックな感じの方がいいと思うが、それより気になったのはクラッチワーク。深めから恐る恐る戻していく。この感じは久しぶり。初代愛車のシティターボ2以来の緊張感に襲われる。そもそも短い試乗時間ではクセを把握し難い。そうこうしているうちに再発進の際、エンストしてしまった。
アクセルとクラッチ、マニュアルシフトの連携は楽しい。アクセルを吹かし、回転数を上げ、耳で聞き取りながら、シフトを上げていく。広めの国道で5速まで上げたが、道路事情で車の真価は判らずにタイムアップ。一日借りないと無理だよなぁ。ただ昔は当たり前なマニュアル運転だったのに加齢で心身共に退化したのか、たった20分の試乗も終えるとどっと疲れが出た。
マニュアル車は全神経を使うスポーツであり、非日常の楽しみといえる。試乗後、ソリオに戻った時の安堵感はその表れ。こっちの方が「楽だ」と正直な感想。実は次に買う自分の車はスポーツカーと決めていた。この世界に飛び込むか、ただ車種はそれなりのもので選んでみたい。その布石としてアルトワークスは面白い車だった。
| 固定リンク
コメント