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2016/07/03

「ピクセル」を観る

 先月スターチャンネルで録ってあった「ピクセル」を観た。ファミリー映画ならお手の物のクリス・コロンバス印、アダム・サンドラー主演の作品。何と言っても真の主役は懐かしのテレビゲーム群だ。任天堂、ナムコ等、メーカーの境界を超えての共演。これらが最新CGと相まって実世界を巻き込んだ戦いが繰り広げられていく。

 1982年、NASAは宇宙に向け、当時の風俗、ゲーム映像を織り込んだ電波を送った。そして時は2015年。突然、グァムの米軍基地が謎の襲撃を受ける。立方状に分解されるエネルギーの襲撃。その姿はテレビゲームのギャラガそのものだった。間もなく謎の映像が送り込まれてくる。それこそかつて送られた映像を宣戦布告ととった異星人からのメッセージ。勝ち越した者こそ地球の勝者となる、異星人たちとの戦いが始まった。

 そんな異星人と対抗する勢力。それがかつてのゲームチャンピオンというのが、この作品のキモ。中年オタク(アメリカではナーズ)の悲哀を織り交ぜつつ、戦いの中で自らを取り戻す姿が描かれる。とはいえ、本作は基本的におバカ映画だ。ノリもバカバカしさが漂う。特に本作は80年代のパロディーネタが多く、それについていけるかも大事。だからこの作品のターゲット、実は子供よりも40代以上の大人だったりする。

 つまらない作品ではないが、何か足らない気がする。とにかくビジュアルは圧倒的に凄い。パックマンとの攻防やニューヨーク決戦もどのように撮っているのだろうか。でもクリス・コロンバス印ながら肝心の人物描写が弱い。そもそも魅力的でない中年オタクへの感情移入は乏しい。米国が舞台で文化観が伝わりにくいのもマイナス。どうせなら出てきたテレビゲームたちの母国、日本を舞台にリメイクしてはどうだろう。とにかく日本のオタクは”本物”なのだから。

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