「デッドプール」を観る
今夜は盟友N氏と「デッドプール」を観て来た。マーベル・シネマティック・ユニバースとは別路線、20世紀FOX製作とあって「X-MEN」シリーズのスピンオフ的な位置付け。予備知識でだいぶ前に「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」を観ているが、「口を閉じてしまうぞ」というシチュエーションと、デッドプールの演者がライアン・レイノルズという事以外、あまり接点を感じない。
街の不祥事消しで生活していた傭兵あがりのウェイド。苦境を過ごしたヴァネッサと意気投合し結婚を誓い合う仲となった。だがウェイドを病が襲う。そんな落胆の彼にスーツの男が「病は治せる」と声を掛ける。誘いに乗るもその正体は闇のミュータント製造会社だった。不死身の身体の代償に元の外観を失ったウェイドは、張本人のフランシスを追い詰めていく。
観て思ったのは、映画好きの40代が楽しめる作りとなっている事だ。テーマや内容はほぼない。ノリ先行(というか悪ノリ&下ネタ)、CG満載のスローモーション&ハイスピードアクション。それに40代の喜ぶエッセンスがまぶしてある。「X-MEN」を含めた映画の楽屋落ちネタに思わず笑ってしまう。本作の監督とは話が合いそう。ボルトロン(百獣王ゴライオン)等、小ネタも多い。
主演のライアン・レイノルズもノリノリでハマれば最高。ただそれらが意味不明な20代未満には、単なるエログロで悪趣味な作品にしか映らないだろう。それらが解る大人で良かった。エンディング曲が流れると、思わず80年代にタイムスリップしてしまった。またマーベルの他作と同様、くれぐれもエンドロール終了まで席を立たないように。
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