「Kindle paperwhite」を使う
昨年末にAmazonのKindle paperwhiteを買った。きっかけはフィリップ.K.ディック「高い城の男」の購入。近所の何処の本屋でも見つからず。この間、Amazonの欲しい物リストにあったこの本の残数はゼロになっていた。これまでも興味を持った本がリアル店舗に無く、購入を先送りした事が何度もある。購入への不便さとガジェットへの憧れが一致し、Kindle購入に至った。
Kindle paperwhiteは買った時期から第7世代、Wi-fi版を手に入れた。本の虫でも無いので3G版は不要。少し価格の安い「キャンペーン情報付き」はAmazonのユーザーレビューでは圧倒的に不評のため、それだけは止めておいた。
書籍の購入はKindleでもできるが、自分のスタイルとしてはPCのみで行っている。Kindleの操作はもっさり、スマホやタブレットに劣っているし、Webの参照も良く無い。購入した書籍は手元のKindleと紐付け、ダウンロードされる。バッテリは自分の使い方なら今のところ月イチフル充電で良さそう。
Kindle paperwhiteのいいところは長時間読んでいても疲れない事だ。e-inkの恩恵、高解像度、フォントの見易さは他のガジェットとは一線を画す。また以前なら就寝前の読書でデスクライトは必需品だったが、Kindleのバックライトで十分(視力のために良いかは別にして)。ページ送り程度なら片手操作で読み進む事ができる。ただ寝落ちした際、Kindleが手元から落ちてハッとする事も多くなった。普段使いでは気にならないが、もう少し軽くても(Wi-fiモデル:205g)良いなぁ。
画面の見易さを維持したいなら液晶保護フィルム、カバーは必須だろう。カバーは純正品以外もあり、今なら色、価格で選べる。ただフタを閉じると電源が落ちるマグネットタイプを選びたい。一応、2年の事故保証プランにも入っておいた。
Kindleの書籍は青空文庫等、無料のものもダウンロードできる。無料マンガも多い。「恐怖新聞」「ゲームセンターあらし」なんて昔を懐かしむコンテンツもある。またお試しの延長で第1巻のみ期間限定で無料というのもあり興味深い。「ちはやふる」なんてリアル店舗で立ち読むなんてありえない。気がつけば、無料マンガのダウンロードばかりが増えている。
電子書籍は読書の概念を変える。他のガジェットとの住み分け、書籍の代替に十分と感じた。これまで「高い城の男」「赤めだか」と読んでみたが、最初の持っていた違和感、例えばページを読み進めた時の感覚(手に感じる残ページとか)、気にならなくなった。Kindleの章の読了時間推定とかは空いた時間の有効に役立つ(時々間違うけど)。一つのパッケージに有限だが、数え切れない数の書籍コンテンツが収まるのもありがたい。この時代の流れは止まりそうにない。
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