« 「バクマン。」を観る | トップページ | 「MOZU Season2 ~幻の翼~」を観る »

2015/10/25

武豊性悪説

 先週、賑やかした武豊のスキャンダル報道。話の中身はどうでもいい。彼自身へのイメージダウンが叫ばれているが、実際はどうだろう。そもそも武豊に対するイメージとは?天才、クレバー、紳士、爽やかなど等、どちらかというと好印象寄りが世間の評価。日本競馬界を代表する騎手に対する見方である。それを支えているのは世間が勝手に持った、武豊に対する性善説だ。

 まず彼の競馬はクリーンである。馬に負担を掛けない騎乗、レース中の妨害行為はほとんど無く、正攻法、時に大胆にレースを進め、勝ち星を重ねる。落馬事故とエージェント制の煽りを受け、リーディング争いから離れた時期もあったが、ダービー馬キズナとの復活以降、輝きを取り戻し始めている。今年は離されているものの、上位におり、重賞300勝目をあげた。名馬との出会い、ドラマチックなレースは武豊自身も輝かせる。ターフのヒーローだからこそ、存在はクリーンに見えてくる。

 有名個人馬主、某調教師との確執に大手オーナーブリーダーとの関係悪化が取り沙汰されたが、今ではその勝ち星から大手オーナーブリーダーとの関係は改善した。あるレースの騎乗に対し、有名個人馬主と某調教師を相手に持論を翻さなかったのは、プロフェッショナルを突き通した武豊の流儀だろう。ただ彼の復活までの心中を考えると、単に流儀だけが支えていたとは思えない。競馬界で生きるのはそんなに容易くないからだ。

 武豊のインタビューは面白い。単に面白いだけでなく、言葉に毒が散りばめられているから面白い。その矛先はその番組の出演者、競馬界、ファンと毒牙に掛かっていく。そしてその根源は、やはり武豊自身の中にあると考える。30年近く日本競馬界でトップに君臨、少なくとも競馬に対する世間の認知度で武豊を超える人材を知らない。ライバルから有力な騎乗馬を奪い、勝ち星を重ねる。デビュー以降、アンチ武豊が台頭した頃、そんな事を感じた事も少なからずあった。彼を支える図太さ、本性とは実はブラックだったのではないか。

 さて世間の声など何処吹く風。そんな昨日、週末の土曜、京都で武は3勝をあげた。何を言われようが競馬で結果を出す、それが武豊。以上は全て、私の勝手な想像ですけど。

151025

|

« 「バクマン。」を観る | トップページ | 「MOZU Season2 ~幻の翼~」を観る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/58265/62544691

この記事へのトラックバック一覧です: 武豊性悪説:

« 「バクマン。」を観る | トップページ | 「MOZU Season2 ~幻の翼~」を観る »