« 「I, the jury」(探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!)米版DVD日本最速?レビュー | トップページ | 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を観る »

2015/06/28

「ラ・ブーム」を観る

 今朝はWOWOWで録ってあった「ラ・ブーム」を観た。日本公開が1982年。前回採り上げた「探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!」と同時期。ただ内容的には真反対の甘ったるいフランス映画。ソフィー・マルソーを一躍人気者に押し上げたアイドル映画でもある。個人的にチラシブームで始まった映画体験黎明期の頃に当たる。ただ当時、この手のデートムービーを観る機会等全く無かった訳だが。

 ソフィー・マルソーはのちに国際派女優、「ブレイブハート」や「007ワールド・イズ・ノット・イナフ」に出演。フランスを代表する女優となった。しかしこの作品では13才、思春期真っ只中のヒロイン、ヴィッグを演じる(昔の映画雑誌で「ビッグ」表記だった気が)。まぁとにかく初々しい事。後年の作品でセクシーさを披露する彼女も、スレンダーで清純。タイトルにある「ブーム」とはパーティを指す。思春期の子供たちが催すパーティでの出会いを中心にヒロインの青春が描かれていく。

 オジサンとなった者としてこの作品を観ると、その目線は主人公ヴィッグから、彼女の両親、祖母に向けられているのが判る。ソフィーは可愛いのは言うまでも無いが、大人の恋愛、悲哀の方が心に染みてくる。ただフレンチ仕立てでとってもライトだ。しかもコメディ要素も味付けられていて可笑しい。ギプスの件はその最たるエピソード。こじれ具合が如何にもフランス映画である。

 この作品の見どころは主題歌を使ったシーン。ど派手なパーティの最中、ヘッドホンを付けられた瞬間に主題歌が流れる。このシーンは本当に粋だ。当時の劇場予告編でもフィーチャーされていたと記憶する。やたらウォークマンが出たり、公衆電話に並んだり、電話の呼び出し音がベルだったり、何かこの頃の環境、コミュニケーションが懐かしい。本作は傑作でないけども、80年代、その時代性を懐かしむには絶好の作品だと思う。

150628


|

« 「I, the jury」(探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!)米版DVD日本最速?レビュー | トップページ | 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を観る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/58265/61805147

この記事へのトラックバック一覧です: 「ラ・ブーム」を観る:

« 「I, the jury」(探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!)米版DVD日本最速?レビュー | トップページ | 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を観る »