「カプリコン・1」を観る
スターチャンネルで録ってあった「カプリコン・1」を観た。日本公開が1977年、38年前の作品である。この映画も「ザ・カー」と同じ懐かし系であるが、あらすじは知っていたものの、まともに最初から最後まで観たのは今回が初めてだった。
アメリカの有人火星探査宇宙船「カプリコン・1」。副大統領の前、無事発射されたのだが、乗員はその直前に連れ出されてしまう。火星へ進む無人の「カプリコン・1」と地球にいる3人の飛行士。NASAは計画は順調と続行、しかしその裏にはある理由があった。そして計画を全うし地球へ帰投する「カプリコン・1」にトラブルが生じてしまう。
職人監督ピーター・ハイアムズらしい通好みな作風に加え、トリッキーな脚本でサスペンスフルに盛り立てる。有人火星探査というとSF色を感じるが、全てがフェイク。飛行士たちは宇宙から砂漠のサバイバルへ。そして組織との攻防。それらが真実に向かう姿が描かれていく。
この作品の見どころ、いや聴きどころはやはり御大ジェリー・ゴールドスミスの手掛ける音楽、特にテーマ曲だろう。皆さん耳馴染みのあるはずのこの曲。独特のスケール感、良からぬ事が起きそうなドキドキ感を演出する。時間は経っても名曲は色褪せない。
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