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2014/11/13

「イコライザー」を観る

 今夜は急遽N氏の招集を受け、デンゼル・ワシントン主演の「イコライザー」を見てきた。デンゼル演じる元凄腕エージェントはマッコールと名を変えて平穏に過ごしていた。だが彼はある事件を発端に悪を次々と退治。だがその先にはアメリカを狙うロシア組織が控えていた。組織が繰り出した殺し屋はやがてマッコールの存在に近づいていく。デンゼルは悪役を演じた「トレーニング・デイ」以来、アントワーン・フークア監督とのコンビ作となった。

 何故、オヤジは戦うのか。オヤジ軍団の「エクスペンダブルズ」しかり、「96時間」無敵オヤジのリーアム・ニーソンしかり。そして今回はオスカー俳優デンゼル・ワシントンが無敵オヤジに挑んでいる。一見、僧のような風貌。だがその戦いっぷりはスティーブン・セガールばりに一発必殺で相手を仕留め、息の根を止めていく。そのギャップ、いやこの作品の目指すヒーロー待望こそ、デンゼルをこの作品に担ぎ出した動機ではなかろうか。

 セールスマン大統領のオバマへの嫌気、そしてアンチテーゼ。デンゼルこそ真のヒーローに相応しい。言葉だけではなく実行。人生の目的を知った瞬間、相手の大きさ等何処吹く風。追い詰められるどころか、逆に容赦なく相手の弱点を突く。手際の良さもさすが元エージェント(あくまで役柄上)。使うはソニー時代のVAIOでコロンビア映画らしい。なおオープニングタイトルはソニーピクチャーズでなく今やソニーカンパニー名義。映画部門が金融部門と共にソニーの屋台骨を支える。

 閑話休題。完全無欠の無敵オヤジに対する本作の悪役(マートン・ソーカス)も魅力的。恐怖を植え付け、相手の組織を支配する。恐怖のための殴りっぷりも容赦ない。彼と最強僧デンゼルとの静かなる対峙も大きな見どころだ。娼婦役はあのヒットガール、クロエ・グレース・モレッツが演じこちらも見どころ。とにかく見どころの多い「イコライザー」を観て日頃のストレスを解消、スカッとして欲しい。

141113


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