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2014/10/20

「FIFTH GEAR」を観る

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 ディスカバリーチャンネルは勝手に「自然物」ばかりと勘違いしていたが、ドキュメンタリーが多く「クルマ物」の番組も多く占める。シリーズはいくつかあるが、息子とよく観るのは「名車再生!クラシックカー・ディーラーズ」と今回取り上げる「FIFTH GEAR」だ。

 「FIFTH GEAR」はタイトルの通り、あの「TOP GEAR」と異父兄弟にある。2001年に英BBC「TOP GEAR」が終了と共にスタッフ、キャストを引き抜きチャンネル5から「FIFTH GEAR」が生まれた。ただ「TOP GEAR」も間も無く放送を再開して現在に至る...という経緯らしい。「FIFTH 」のウィキペディアも情報が乏しくそれ以上詳しい事は分からないが、放送でやっている事に両者大きな違いはない。

 ただ「FIFTH GEAR」に違いがあるとすれば、(「TOP GEAR」に比べ少し)真面目なテストがあるところだろう。例を挙げれば、ガソリン(石油会社)の違いがどのように燃費や馬力に影響が出るかを試したエピソードがあった。それだけでなくタイヤ、横滑り防止装置、衝突防止装置等、違いの判る比較テストが登場している。横滑り防止装置の高速域での効果はシロウトが試したくてもなかなか試せるものではない。

 この番組には世界中のクルマが登場する。身近なところではスイフトスポーツや日産ジューク、同じアジアからは韓国の起亜、もちろんヨーロッパの有名どころの高級車、スーパーカーから小型車まで隈なく出てくる。それを見てるだけで息子は楽しいようだ。そして未就学の子供にとって見易いのは二ヶ国語放送である点が大きい。

 出演メンバーは「TOP」移籍のティフと紅一点のヴィッキーに加え、ジェイソン、ジョニーの4人組で構成される。人気コーナーにチームテストがあるが、1台を巡る評価でのガヤ感がいい。そこで重要なのが二ヶ国語での吹き替えで、やり取りやジョークを放つ雰囲気等、気楽に見られる。吹き替えの場合にエンジン音はスポイルされるが、そんな時は副音声で楽しめばいい。なお現在の放送は本国でいうシリーズ21に相当するみたい。クルマ好きの英国人らしい実にユーモアとウィットに富む楽しい番組だ。

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