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2014/06/02

「X-MEN:フューチャー&パスト」を観る

140602

 今日は先日の入院後の検査で休み、ついでに「X-MEN:フューチャー&パスト」(原題「X-Men: Days of Future Past」)を観てきた。第二作目を最後に一旦降板、前作から製作に回っていたブライアン・シンガーが監督に復帰。時代を超えて新旧キャストが合い間見えるという豪華な物語でヒュー・ジャックマン、ジェニファー・ローレンス、マイケル・ファスベンダーと今が旬のキャスティング。250億円と言われる製作費に怒涛のVFXだが、実は渋ーくど派手な作品であった。

 対ミュータントに開発された戦闘ロボット・センチネルが暴走、X-MENと人類は最終局面に入っていた。局面の打開に選ばれたのがウルヴァリンの精神。彼の心と肉体を通して70年代、センチネル開発阻止を図ろうとしていた...というのが今回のストーリー。タイトル通り、現代と過去が交錯するが、その大半は70年代。ここで前作「ファースト・ジェネレーション」のキャスティングが活かされる。前作はほぼカメオ出演だったヒューが今回は若手キャストとがっぷり四つ。中でもジェニファーが魅力的。自ら挑んだアクションも素晴らしい。ルックス共々相変わらず"惚れてまう"女優さんです。

 これまでシリーズでの出来は第一作、前作「ファースト...」が抜きん出ていて、以下第二作、大きく離れて第三作といった感じ。そしてタイムトラベルを扱った本作。結末は推して知るべし。ただこの本作を通して、実はシンガーが途中降板、あまりにダメダメだった第三作「ファイナル・ディシジョン」の収拾を図ろうとしたかった気がしてならない。それも今回この物語でなければ成立しなかっただろう。この結末なら第三作の存在を今なら許せる。

 一方この作品だけの一見さんには荷が重いストーリーに冒頭、説明不足の展開等、やや親切心に欠ける部分があり。でも出来は悪くない。だがこのシリーズのファンなら、これまでのシリーズを通した伏線も多く、思わずニヤリとさせられる。前作同様、歴史上の出来事をX-MENらしく取り込んで興味深い。加えてまさに70年代という豪華なセット、その時代を意識した彩度を落とした画作りに観客共々タイムトリップできる。物語はシリーズ最高とまではいかないが、トップクラスの出来だろう。なおエンドロール後、次作に繋がるシーンで終わるため、席を立たずに待ちましょう。


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