一番人気、買って外れて、買わずに外れ．．．

　春のGIシリーズ、桜花賞、皐月賞と堅い決着が続き、渋い配当が続く。先週、裏でサトノノブレスから流しつつ、圧倒的一番人気キズナ、武豊との感動を共有したくて有力馬への馬連、馬単を購入した。しかし結果はご存知の通り。高速馬場に上がり重視が祟ったのか、母父ストームキャットが成せる業か、それともレース中の骨折が最大の原因だったか判らない。ただここ数年、春の天皇賞で一番人気が連に絡まないという呪縛は侮れなかった。

　そして今週のNHKマイルカップ。こちらも圧倒的な一番人気はミッキーアイル。シンザン記念で軸に買っていた通り、外せない一頭．．．のはずだった。いただけなかったのがアーリントンカップからのローテーション。過去10年の連対馬はニュージーランドTの3着馬、毎日杯連対、皐月賞は6着以上、スプリングS連対まで。その他のローテーションは3勝馬、重賞勝ち馬等注文が付く。ただ中9週という長期明けは勝ち馬には居なかった。そして戦前からの春の府中に高速馬場、逃げ不利の情報．．．

　そこで◎ショウナンアチーヴ、○エイシンブルズアイ、▲ショウナンワダチ、△ベルルミエール、×タガノブルグと印を付けた。そして5頭の馬連ボックス。その後に一つの葛藤があった。最初に先週のデジャヴー、一番人気を買うかどうか。そしてTarget FrontierのPAT画面に馬単でミッキーアイルから上記の5頭へ流す馬券を入力した。しかしだ。その後に5頭三連複もありだろうと、買い目を入力するととんでもないオッズばかり。それに目が眩んだのだ。ミッキーアイルからの馬単はクリアされ、欲の絡まった三連複に差し替えられた。

　結果はご存知の通り、ミッキーアイルが僅差を凌ぎきってGI制覇。2着には人気薄のタガノブルグが突っ込んだ。個人的には何処も人気薄でなく、写真判定の際はどうせなら3着に落ちてくれと情けない気持だった。馬単1万5千円を超す配当、逃した魚は大きい。確かに一番人気の取捨は難しい。馬券的に調子のいい今年、そんな時に一番人気を外さず買うのが鉄則だったのに。ただ同じパターンでAJC杯を外し、京都記念を当てた訳だし。まだまだ流れは向いているのかも。