ソニ神様は突然に・・・(3) 3D映像で観る
引き続きソニーのテレビ、ブラビアKDL-42W802Aのフォローを。このテレビは3D対応であり、3D対応のソース(放送、または市販メディア)と別売の3Dメガネを用意さえすれば、立体映像を楽しむ事ができる。
3D対応のソースとして真っ先に思い浮かぶのはBS放送だ。BS11は小品ながらウイークデイの早朝に3Dの帯番組を持っているし、BS-TBSは世界遺産の3D版を、そしてWOWOWは3Dエンタと銘打って月に1作を放送している。ハードディスクレコーダに録画しておけば(またはリアルタイムで放送を観れば)、ブラビア側で3Dソース選択する事で立体となる。これまで観た3D放送は全て左右分割、真ん中を境にした2画面であった。
メガネはソニーの純正を選ぼうとしたが、デザインと価格でパナソニック製となった。またKDL-42W802Aの3Dは偏光方式のため、メーカーを選ばない(テレビ本体=メガネ間)のは良かった。しかも安い。一方のアクティブシャッター方式の3分の1以下、実売1,600円で2組入り。電源も不要だ。
まずBS11では3D紀行XII(早朝AM4:24から)という番組を選んだ。放送時間僅か5分だが、一週間同じテーマを扱い、手頃に3Dを楽しめる構成。2月第4週に放送された「世界最強 新幹線 はやぶさが走る!」をパナソニックDMR-BW850にてHEモードで録画したものを試してみた。3Dらしい"はやぶさ"ボディの立体感、走行中の奥行き感に唸る。基本的にここでの3Dは後方への奥行き感を重視し、手前に出る映像は少ない。また一週間通してみると演出が単調(大半が先頭車窓=>側面車窓=>後方車窓の繰り返し)なのが物足りなかった。とはいえ無料なら文句無し、十分だろう。
そして本命はWOWOWで放送された「アベンジャーズ 3D 吹替版」(BW850のHXモードで録画)だ。観始めると横に居た5才の息子も興味を持ったので、彼も3Dメガネを着用。そこで長時間は負担となるため、戦闘シーンをかい摘んで観た。ちなみに「アベンジャーズ」は劇場でも3Dでも観ているため、何となく3D演出も覚えている。基本的に劇場版と変わらないと感じた。
中でも一番目立つのはアイアンマンのマスク内モニタの演出だ。スタークの顔を中心に各モニタが左右に飛び出している。飛行シーンでの躍動感、車の転倒、キャラが退治する前後感の等々、挙げたらキリが無い。ハリウッドメイド、天井知らずのビッグバジェットによる3Dはハンパない。息子も未体験の3D映像に満足そうだった。
かつて学研や小学館の雑誌についた立体写真に赤青メガネで親しんだ立体映像。万博等の特殊な設備で無ければ観れなかった3D映画も、今や映画館では当たり前。「アバター」で大きく進化して以降、年々3D演出は派手になる一方、自然なものも少なくない。その現時点の傑作が「ゼロ・グラビティ」だろう。はやく劇場同様、極上の3D演出、感動を我が家で観てみたい。
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