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2014/02/15

「ダイ・ハード/ラスト・デイ」を観る

 年始に録ってあったWOWOW「ダイ・ハード/ラスト・デイ」(字幕版)を観た。ジョンのぼやきにダイ・ハードアクションが見どころの本シリーズ。まず冒頭、ジョンの娘が登場するが、前作と変わったなぁと思うが、同じキャスティング。前作のほうが可愛かったが、本作では冴えない。そんな印象を引き継ぎつつ、舞台は飛んでロシアへ。ジョンの目的は息子ジャックとの再会。ムショ送りと知らされていたが、偶然ジャックの乗るトラックが目の前に現れる。

 この「ダイ・ハード」第5作はそんな偶然、出来過ぎな展開が繰り返される。「何でやねん」の連続だ。世界一運の悪い男ではなく、本作では息子捜しにツイている男と化している。ただ約1時間半の上映時間に助けられ、かろうじて観客に考える間を与えていない。大予算映画らしくロシアでのカーチェイスシーンはここまでやる必要がある?と疑問符がつくほどに凄まじい。展開は次から次へ、よく言えばテンポが良く、悪く言えば中身が無い。しかも物語後半、トンデモ展開が待っていた。

 実際に大事故を起こしたロシアの某都市がクライマックスの舞台。そこにおける御都合主義、非科学的、ハリウッド的ノーテンキな解釈に開いた口は塞がらない。今も放射能に苦しみ、死の町と化したこの某都市にヤンキー二人が裸同然で突入。「マクレーン家の男は不死身だ」というセリフ等、プールから這い出た際のジョークに笑えない。監督のジョン・ムーアはかつてトンデモ愛国作「エネミー・ライン」と撮った人。こんな作りでもOKなのだろう。

 「ダイ・ハード」は記念碑的第1作を頂点に、第4作までそれなりの見どころのあるシリーズだった。しかし雑で安易な脚本の本作によってその看板に泥を塗ってしまった。本当に劇場で観なくてよかった。冒頭のカーアクションだって、物語の中に必然として組み込まれれば見方は変わったはず。邦題「ラスト・デイ」はその仕上がりにFOXジャパンが立てたオワコンフラグなのかもしれない。

140215


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