「フィット3」「ヴェゼル」に乗ってみる
愛車フィットシャトルハイブリッドが2年目の点検となり、ディーラーを訪れた。時間潰しに試乗を申し出、「空いている車にどうぞ」の返答。幸い昨日の雪で試乗に来るお客さんは少ない。さっそく三代目フィットを選んでみた。
乗ったのはフィットハイブリッドFパッケージ。乗って気がつくのはタコメーターが無い事。そしてグレーと鏡面仕上げ(純正ナビ)によるツートンのインパネ。昔流行った高級オーディオのようだ。二代目旧フィットはレシプロにおまけハイブリッドだったが、まずインテリアがEV的となり、ちょっとした包囲感はプリウスっぽい。シフトレバーも小さくコンパクト。ただ全体的にプリウス程の未来感、デザインまで突き抜けていない。しかしリリースが新しい分、イルミネーションは細かく鮮やかだ。
アクセルオンするとモーターによる補助スタートとなり、走りもEV的になった。ただすぐにエンジンが掛かり、どことなくモーターからエンジンへの繋がりに違和感があった。CVTと7速デュアルクラッチの違い?試乗後、ディーラーの担当氏は先日出されたリコール対処前のため、(前述の違和感)はそのせいと言っていたが、ちょっとリコールの症状*とは違う気がする。
*1速ギヤがかみ合わないため、発進に時間を要する、または発進できなくなるなどの恐れがある、との事。
ホンダらしくエンジンはよく回る(ただ回転数は不明)。オーディオを切り環境音に耳を澄ますと、アクセルワークに連動し低速でモーター音が入り混じる。我がフィットではここまで顕著ではない。ブレーキは慣れの問題もあるかもしれないか、利き過ぎる気がした。
ヴェゼル(ハイブリッドAWD)に乗り換える。まずシートに座るとコクピット周りにフィット以上の圧迫感があった。加えてフロントグラス、サイドグラスと面積は小さい。外観からも日産のジュークあたりをイメージしているのだろう。機能的でないゆえ好みではない。若者に媚びたデザイン、そんなコンセプトは似非四駆だったデビュー当時のCR-Vと重なる。インパネはフィットとほぼ共通、タコメーターは無い。
ヴェゼルの走りはフィット3に似ている。ただAWDとなって耳に入ってくるノイズ、エンジン音は高い気がした。途中で気がついたが、この車はパドルシフト。ただこの車のターゲット層が欲するかは疑問。タコメーターも無い上、3ナンバーでやや大柄、パドルでキビキビ走る車ではない。
点検を終えた我がフィットシャトルハイブリッドに再び座り、運転してみると慣れのせいもあるが安心する。旧ユニットゆえのレシプロ主体のハイブリッドだからこその走り。燃費は新ユニットに譲るが、ルックスを含めトータルでは二代目フィットのほうが好き。実はフィット3、ヴェゼルのいかついルックスが一番ダメだったりする...
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