WOWOW「コマンドー[ディレクターズカット[吹替版]]」を観る
WOWOW土曜吹替劇場で放送、録画しておいたコマンドー[ディレクターズカット版]を観た。1985年全米公開、「ターミネーター」直後、シュワルツェネッガー人気を不動のものにした作品だ。個人的には当時購読していた映画月刊誌「スクリーン」の付録、この作品の劇場用ポスターを部屋のドアに貼った事が思い出される。当時地元東部最大のスクリーンを誇る「スカラ座」で観た作品でもあった。
冒頭の通り、今回観たのは吹替版。おなじみ玄田哲章氏によるシュワである。シュワ声の中でも一番耳なじみがあり、ヒーロー像にぴったりの印象。一部追加されているようだが、本人である点は大きい。また宿敵ベネット(「マッドマックス2」のバーノン・ウェルズ)は故・石田太郎氏が担当とベテランが脇を固めている。土曜吹替劇場は放映後の解説でその辺のフォローもされており嬉しい。
物語は80年代アクション映画の王道。元軍人「コマンドー」がタイムリミットの中、誘拐された娘を救いつつ、再び政権奪取を目論む独裁者と戦うというもの。とにかく見どころはシュワの人並み外れたアクション、肉体の魅せ方が凄い。島に乗り込んだシュワが顔、腕にペインティング、そしてビルドアップされた体のアップ。続くは傍若無人のアクション新時代(当時)の幕開けだ。爆発も相手の殺されっぷりは今観ても凄まじい。
娘役のアリッサ・ミラノ(当時11歳?)を小脇に抱き、飛行機に乗り込むシュワ。エンディングは80年代伝説のバンド、ザ・パワー・ステーションによるオリジナル曲。残念ながらボーカルはロバート・パーマーでないが、如何にもという80年代ロック。物語、アクション、音楽と80年代どっぷりの「コマンドー」を満喫した。来週はチャールズ・ブロンソン「狼よさらば」、これからもWOWOW土曜吹替劇場が見逃せない。
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