凱旋門賞、日本馬悲願達成ならず
オルフェーヴル、キズナの2頭が出走した今年の凱旋門賞。無敗の3歳牝馬のトレヴが優勝し、2着にオルフェ、4着にキズナと残念ながら去年の雪辱は果たす事はできなかった。今年の凱旋門賞は前哨戦を日本馬が勝った上、有力馬が次々と離脱。風はいよいよ向いたかと思われたが、結果ジェルネ騎乗のトレヴ圧勝に終わった。
スタート、道中とオルフェーヴル、キズナの2頭に大きなトラブルは無かった。ただオルフェーヴルは昨年のような弾けた感じが無かったし、キズナはいち早く仕掛けてじりじりと伸びてきたものの、トレヴとの差は広がるばかり。ただでさえ力の要るヨーロッパの馬場ゆえ、今日の重発表は相当に日本馬の瞬発力を殺いだのかもしれない。
レースが決まった瞬間の感想は、中継で解説していた福永騎手のひと言と全く同じだった。
「勝った馬が強かった」
戦前、浮かれムードの日本の競馬ファンだったが、再び現実に引き戻された。
キズナは伸び盛りの3才馬。今回の凱旋門賞でも5着以下との着差は大きく、世界の舞台でも十分存在感を示したと思う。関係者のコメントからも来年の再挑戦、世界G1への挑戦は続くようだ。
個人的に日本競馬史上最強馬と思っていたオルフェーヴル。恐るべき斬れ味で勝った道悪のダービーはその先に大きな夢を見させてくれた。ただそれを持ってしても凱旋門賞は2年連続2着。しかし日本の競馬ファンの夢は少しずつであるが、着実に悲願に近づいている。再び夢を見させてくれる馬の登場を待ちたい。
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