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2013/08/10

WOWOWで「エブリシング・オア・ナッシング」を観る

130810

 WOWOWで録画してあった「エブリシング・オア・ナッシング」を観た。今や長寿シリーズとなった007。その誕生と現在までを追ったドキュメンタリーだ。これまで資料やDVDの特典映像等で知っていた点も少なくないが、これぞドキュメンタリーの強み。特に原作者イアン・フレミングの実像、映像に彼自身の声。諜報部時代の経験とその後の想像力、そして理想が生んだのがジェームズ・ボンド。改めて本作を通してフレミングの実像を知ると、ボンドが彼の理想の分身である事に気付く。

 もう一方の主役はプロデューサーであるアルバート・ブロッコリ、ハリー・サルツマン。このドキュメンタリーは彼らの成功、挫折、再生の物語でもある。それらが現在のプロデューサー、バーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソン、サルツマンの家族らによって語られていく。

 見どころは二つ。一つは初代ボンドのショーン・コネリー降板、復帰、再会。「オクトパシー」公開時にぶつけられたケビン・マクローリー制作の「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」。その後、老いにシリーズを離れつつあったアルバート・ブロッコリに一本の電話が届く。電話越しとはいえ、再会というには物悲しいが温かさを感じるエピソードだった。

 もう一つは二手に分かれた映画化権の行方。「サンダーボール作戦」、そしてリメイク権を行使した「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」。元祖か、本家かのお家騒動というには子供染みているが、第4作「サンダーボール作戦」の生みの苦しみを制作サイドから追っている。いずれにせよ人気シリーズ、"金を生むガチョウ"たる007ゆえである。

 本作終盤は時代と対峙し、産みの苦しみの果て現在に至る姿が描かれていく。まさに産みの苦しみとなった最新作「スカイフォール」とワンセットで観ると良いだろう。

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