「おぎやはぎの愛車遍歴」に三本和彦さん登場
目下ボクのフェイバリットプログラムの一つ「おぎやはぎの愛車遍歴」にあの三本和彦さんが出演された(1月16日放送)。御意見番健在。年のせいか少し痩せられたようだが、お元気な様子。伝説の「新車情報」番組終了から約8年。笑顔と金言に溢れた1時間だった。
三本さんの経歴は番組や著書で知っていた点もあるが、さすが愛車遍歴、ここまで掘り下げられたのは今回初めてだ。カーグラフィック創刊、初代編集長小林彰太郎さんとの関わり。得意のカメラを気に入られ、6年間タダ働きさせられたエピソードが可笑しい。また「新車情報」放送開始当時、縦目のセドリックに乗られていたのも興味深い。
三本さんというと「いつもの山坂道」ばかりクローズアップされるが、スカイライン2000GTを「羊の皮を被った狼」と最初に称したのは三本さんなのだ。今や分野を問わず「○○の皮を被った××」と使われる事は少なくないが、それ以外にも多くの影響力を知る事になる。MCの竹岡圭嬢が三本さんに畏れ多いのも良くわかる。
見どころは82才の御大がかつての愛車NSXの運転。スムーズな加速に酔い、「あと半日乗ったら、中古を探し回るかもしれないなぁ」とひと言。また82才とは思えないアクセルワーク、ハンドル捌きも見事です。
もちろん久しぶりに「いつもの山坂道」も復活(ただしロケ場所の自動車教習所内だけど)。現在の愛車フォルクスワーゲンポロにて再現された。それを間近で体験したおぎやはぎらMC陣も思わずニヤける。三本さんから発せられた「一度はドイツ車に乗ってみなさい」は経験者にとってさらに嬉しいひと言。そして最後には...
「いい車を選んでください。いい車を褒めてやってください。自分に合ういい車を見つけ出して、お友達になれそうな車を褒めてやってください」
視聴者を含め「新車情報」で育てられた者にとって至福のひとときでした。
追伸.
この番組、比較的リクエストに応えてアンコール放送をしてくれますが、もし三本さんの回が観たい方はじゃんじゃんリクエストしちゃいましょう。個人的には徳大寺有恒さんにも出て欲しいですねぇ。
| 固定リンク
コメント