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2012/12/31

今年の終わりに、一年をモノで振り返る2012

 更新がご無沙汰な我がブログも一年を振り返る時期になった。混沌とした世の中に国民に捨てられた感のある政治。新総理への期待値で上がる株価、円安が不気味だ。新総理とはいえ、年代わり総理、無間地獄の発端となった張本人。経済回復のきっかけをダシに憲法改正を画策する、そんなタカ派な側面をむくみ柔和さを誘う笑顔に潜める。民主主義とはいえ、長いものには巻かれたくない。投票用紙に書いたもの...結局、自分は少数派なのだろうと思う。

今年最大の買い物は車。昨年11月にオペルアストラに見切りをつけ、3ヵ月半後に手に入れたのが、ホンダフィットシャトルハイブリッドである。少数派で「フィット」と言う無かれ。世間はプリウス、アクアといったトヨタ車に低燃費が魅力の軽自動車が大勢。そんな中、フィットはやや多めながら地味に走っている。まず走り、特に制動時にやや粗雑さは否めないが、パワーは必要十分。ただシャトルハイブリッドのインテリアは力の入ったもので、「フィット」の枠に囚われないワンランク上のもの。これにパイオニアの楽ナビ、ケンウッドの後付スピーカーで極上空間を狙う。総額初乗り約250万となったが、前述のトヨタ車では予算不足だったろう。コストパフォーマンスで納得の買い物。

 カメラ関係は一見小休止のようで、二本のレンズを購入した。ペンタックスといえば単焦点。一本はFA50 F1.4と明るい単焦点を中古で購入。将来のフルサイズ化を睨んだ標準画角も今のK-5には中望遠だが、今は画角を持て余した感が強い。もう一本はロングショット狙いの望遠ズームDA 55-300mm F4-5.8EDを、北海道旅行を機に導入。身近な牧場撮影とはいえ、35mm換算で400mm相当欲しい瞬間は多かった。本気なら望遠も単焦点だが、価格と携帯性でトレードオフである。

 ついにiPod touchに5メガのデジカメが載った。4世代以前最大のウイークポイントであり、残るはGPSくらい。だがAppleは載せないだろう。iPhoneを頂点とするガジェットになんちゃってiPhoneであるiPod touchの機能が並んではいけないのだ。パケット恐怖症、Wi-Fi主義としてはむしろ大容量化に期待したい。もう64GBでは事足らなくなりつつある。

 今年ハマったドラマは二つ、下期に集中した。まず挙がるのは「チャングム宮廷女官の誓い」だ。竹島問題の最中、人知れず「チャングム」の再放送を見続けていた。人間ドラマ、そして苦難の先にあささやかな爽快感が見どころ。その繰り返しで気がつけば54話が終わっていた。イ・ヨンエ演ずる美しく聡明なヒロインに心惹かれる。

もう一本は「孤独のグルメ」だ。食という人間に不可欠なものをパーソナルなラインに落とし込み、誰も一度は出会う食の感動を描いたドラマ。ドラマ版独自のロケハンに適った実在の店と、主人公井之頭五郎の対峙が面白い。

 そして原作者久住昌之氏も参加する、この作品のサントラが実に素晴らしい。基本のメロディラインは2パターンと少ないが、シンプルでキャッチーな作りに耳心地が良い(実はすぐれたサントラとはそういうものだ)。「stay alone」「五郎の12PM」を聴くとどっぷりとその世界観に入る事ができる。食との出会いの中で五郎の追体験に必須のサントラだ。

 映画は年のせいか派手なアクションものより、「人生の特等席」のような心に染みる作品がいい。ご贔屓なイーストウッド作品ゆえの部分はあっても、パーソナルなテーマこそに惹かれる。最近のイーストウッド作品にはないハッピーエンドも心地良い。

 そして今年観た邦画の数も粒揃いゆえに目立つ。「ロボジー」「テルマエ・ロマエ」しかも身の丈を踏まえた作品たちだ。「アベンジャーズ」「ダークナイト ライジング」のハリウッド一線級の圧倒的なエンターテイメントぶりに敵わなくとも、作品としてのコストパフォーマンスは負けていない。

 コストパフォーマンスといえば、競馬界ではステイゴールドだろう。引退の折、ドバイG2、香港G1を勝ち、日本の戦績と異なる国際派として取り上げた。現時点彼の最高傑作オルフェーヴルの凱旋門賞惜敗は記憶に新しい。ジャパンカップの不利も個人的には納得がいかなかった。審議後、インターフェア扱いとなったが、けっして欧米的な騎乗は正論でなく、日本人騎手同士なら日本らしい正々堂々とした闘いであるべきと思う。来年は同じステイゴールド産駒のゴールドシップとの対決も楽しみだ。

 駆け足で個人的に一年を振り返ってみたが、思った程趣味に勤しめなかった気がする。その奥底には社会への不安は無関係とはいえず、来年以降も消える事はない。無我の境地はガンプラ作りの時位で、仏像を彫る修行僧のごとし。来年はより趣味の世界にどっぷり浸かりたい。

それでは皆様、良いお年を...

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