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2011/12/31

今年の終わりに、一年をモノで振り返る2011

 多くの人にとって2011年は特別だったと思う。東日本大震災に原発事故、続く電力不足に放射能汚染問題。政治によるイニシャチブも混沌とし、未だ先の見えない中でも平穏を取り戻そうとしている。いや、そう今もコントロールされているだけかもしれないが。家庭を持ち、子供が居るとそれだけで日が経つのは早い。仕事での忙しさ、嫌な事も忘れさせてくれる。

 震災の後、景気共々自粛ムードが流れる中、購入したのがペンタックスk-5(18-135mmレンズキット)だった。k-mからのステップアップ。得られた画の質は確実に変わった。ただ残念ながら写真が上手くなったと思える瞬間に出会えていない。秘められた高機能、パラメーターを使いこなせていない。しかし高感度性能による恩恵は大きく、カメラに助けられる事は確実に多くなった。しばらくはカメラの使いこなしとレンズの拡充がテーマとなろう。

 PC関係はあまり変わらず、唯一妻のノートPCがWindows7のものに替わった事くらい。羨ましいのはその高性能より、実はDLNA機能でレコーダーの録画番組が観られる事。居間のテレビが息子に独占されている以上、何か手段が欲しい。6年落ちのVAIO Tも起動、シャットダウンが超々々遅く、機動力を除けば物足りなさが目立ち、先のDLNA夜明け前の製品とあって、既に買い替え時と思えなく思える事も無い。

 今や機動力ならiPod touchで十分だ。多くの人がスマートフォン、携帯端末での利用にシフトする中、利便性でPCの出番は少なくなった。しかしiPadの画面サイズも捨て難い。スティーブ・ジョブズの目論見通り、iPhone以上ノートパソコン未満の機動力で得られる快適さ。実家向けに買ったとはいえ、操作すると購買欲をそそられる。果たして次に買うのはノートPCか、iPad3なのか?ただ今のところパケット恐怖症の中、スマートフォンの選択肢はない。

 今年観た映画の中では「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」が面白かった。製作とはいえブライアン・シンガー印に戻り、ひと味違うヒーロー作になった。おなじみのキャラクター群の若き日を描きつつ、現代的なテンポで飽きさせない。本作で手腕を披露した監督のマシュー・ボーンは前作「キック・アス」共々、筆者的に注目の人となっている。これ以外に今年観た中ではベン・アフレックの主演・監督作「ザ・タウン」、爆笑ホラー「ゾンビランド」が良かった。しかしながら機会は全チャンネルハイビジョン化されたWOWOWシフト気味だけど。

 テレビドラマは「家政婦のミタ」でなく、何より「製パン王キム・タック」である。韓流、嫌韓流に関わらず、物語の面白さが目立った。オーソドックスな物語構成に内容の濃さ、個性的なキャラクターの配置と時にみせる劇的な演出が興味深い。「家政婦のミタ」も劇的さ、奇をてらった設定が目立ったが、やはり脚本の面白さが何より。好評だった「JIN」完結篇他、気に入ったドラマ群にも同じ事が言える。

 今年の中央競馬はオルフェーヴルに始まり、オルフェーヴルで終わった感が強い。春はヴィクトワールピサの快挙、秋はブエナビスタの復活と一年を通して話題を欠かす事はなかったが、大震災の影響に加えて売り上げは下降。そんな中、スターホースオルフェーヴルの誕生は明るい材料。しかし来年の最大目標に向け、鞍上の池添騎手には私生活共々、手綱をしっかりとひき締めてもらいたい。

 さて駆け足で一年で関わってきたモノ、好きなモノを振り返ってきた。最後に車。VAIO Tと同じ頃に買ったオペルアストラだったが、もう手元には無い。今頃、西のほうで走っているのだろうか。現在は電車通勤に変わり、不便さと楽しみが同居。不便さは圧倒的に利用駅の本数の少なさ。残業が長くなった時は常に時計とにらめっこ。楽しみは通勤中にPodcastでFMラジオの番組「アバンティー」のアーカイブを聴く事。毎度、知識欲を刺激してくれる。とはいえ、電車通勤も春先が見えた頃までの限定的な事。春が来れば次にアイツが待っている。



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