「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」を観る
今日は久々に妻と映画へ出掛けた。劇場公開開始に妻の出産が重なったため、正直間に合うかなぁと思っていたが、さすがは夏の大作。しっかりとロングランしてくれていた。ただ困った事に、劇場はポニョやポケモンの子供用の編成。しかも近場の映画館はレイトショーばかり。辛うじてできたばかりのシネプラザサントムーン、昼間の字幕版上映を見つけいざ鑑賞となった。
大人のエンターテイメント、ポスト007を目指して作られた第一作「レイダース/失われたアーク」。元祖ローラーコースタームービー、第二作「魔宮の伝説」。そして元祖007、ショーンコネリーを迎えた「最後の聖戦」。時代を先駆けた夢のルーカス=スピルバーグのタッグ。それぞれの作品に思い入れはあるが、頭の中身を空っぽにして楽しめるシリーズだ。これまで四作目製作の噂は何度もあったが、まさか19年ぶりになって復活するとは、正直驚いた。
物語は考古学とオカルトが題材となっているが、今回はそれを大きく推し進めたもの。ちょっとやり過ぎ感は否めないが、よく考えてみればスピルバーグ印。こんな展開があってもおかしくない。それに物語をとやかく言う作品でもない。またアクションは劇場向き、テレビサイズでは物足らないだろう。個人的にそのノリは「魔宮の伝説」的。インディ、マリオン、マットと人物構図も似ている。もちろんゲテモノ描写も健在。軍隊蟻襲撃のシーンを観た妻は「もう観たくない」と嘆く程だった。
最近のハリソン・フォードに一時の勢いは無くなったが、本作では水を得た魚。ジャケットにあの帽子を被れば、ニヤッとジョーク、腕っぷしの強いインディがそこに居る。シリーズでの登場人物はマリオン位しか登場しない。父ヘンリー、故デンホルム・エリオットのマーカスが違った形で登場するが、嬉しくもある反面、少々悲しい。初登場のマットは謎を含んでいるが、インディとは何となくそうなんだろうなぁと感じる、実際そういう関係でしたけど。
この作品を観た後、家族、大団円とその方向性は「リーサルウェポン」の四作目とダブる気がした。いずれにせよ今度こそ本当に終わりなんだなぁと。
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