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2008/02/10

世界ウルルン滞在記 ルネッサンス「ようこそ!ベルギーが誇るチョコレート工場へ」を観る

 妻が興味を持っていた今週のウルルンを観た。今回の舞台はベルギー、そしてバレンタインデー直前らしく、世界高級チョコのブランド、ゴディバの工場だった。ゴディバを訪れたのはギャル曽根。「自分が食べるチョコの家を作りたい」という希望に沿ったもの。妻はなかなか見られない工場の中や手作業に興味を持つ反面、作業着を着たギャル曽根の髪型が気になったよう。「調理師免許」を持っているはずの彼女らしからぬ髪のまとめ方、髪の毛がチョコをこねるヘラに付きそうで気になって仕方がない。注意されたのだろうか、放送ではシーンのたび、髪は徐々にまとめられていた。

 番組はホームステイ先での出来事、紆余曲折の末にチョコの家は完成する。そんな一見、オーソドックスなウルルンかと思いきや、今回の放送は大きな違和感を感じた。それはギャル曽根の扱いである。ホームステイ先、夜になるとお手伝いさんを巻き込み、夕食の空腹を満たすギャル曽根。その上、工場での作業の合間のたび、彼女は持ち込んだ大量の食料にありついていた(英語もままならないギャル曽根。たぶん番組スタッフが購入したのでは?)。過剰に思えるそれら演出は、ゴディバの魅力を訴える内容とはほぼ遠いもの。最初から最後まで"大食い"ばかり、そこには演出家の好奇心という名の悪意に満ちていた。

 例えばお手伝いさんとの件では、空腹の事でステイ先に迷惑を掛けたくないとの一心はあったようだが、それでも限度があるだろう。人生で我慢を学ぶのも大事なことだ。これは他の芸能人であればプライバシーに関わるところ。大食いを売りものにするギャル曽根ゆえの構成、演出だろうが、視聴者の受ける印象は明らかにマイナス。ワガママを通し、人々の優しさに触れ、最後には「(ここまで優しくされて)作ったチョコは食べられません」とは聞こえがいい。だが今回のウルルン、チョコ作りに苦労は空腹だけ?と思わずにいられない。それ程にチョコの魅力は希薄だった。

 番組最後、ステイ先でのお約束の別れのシーン。あの涙に至る経緯は番組中、全く描かれなかった。しかしエンディングテロップでインサートされたシーン、交流こそが本当は大事だったのではないか。ステイ先の家族や子供たち、そしてギャル曽根の涙の理由は、"大食い"パフォーマンスだけではないはず。彼女は新たな魅力を引き出す絶好の機会を失ったのも残念だと思う。その一方でゴディバ、ベルギーの人の良さだけが印象に残った。

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