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2007/12/13

いよいよ地デジ時代...

 新婚の後輩が朝からソワソワ。何と42インチのプラズマテレビを買い、まもなく家に着くという。話を聞くと、冬のボーナス時期を目指し、あえて数ヶ月購入を延ばしてきたらしい。後輩は残業もせず、とっとと家へ帰って行った。確かに考えてみると、ボクの周りでもいきなり大画面は少なくない。当然、ブラウン管テレビはその選択肢にはない。しかも地デジ時代を迎え、いきなり30インチオーバーは当たり前となった。1インチ一万円と言われた時代が懐かしい。

 10年程前、16:9、横長サイズがワイドテレビと呼ばれていた時代。当時の画質はSD相当だった。高画質ソースの筆頭はDVDであり、解像度克服(解像度:720*480ピクセル)の兼ね合いから、画面の縦方向を圧縮、横方向を伸張する、横長テレビのためにスクイーズ収録がなされていた。しかしHD時代(解像度:1366*768ピクセル)となった今、そんな心配はない。むしろ従来のDVDでは解像度不足、アップコンバート必須となった。地デジ、HD映像に慣れると、その違いに愕然とする。

 ただし4:3から16:9への移行は代償を伴った。かつてブラウン管時代、スタンダードとされた29インチの場合、32インチワイドが相当する事。横長になる分、占有するスペースを広く取らなければならなかった。しかもブラウン管ワイドテレビは奥行きが必要で、思ったほどの普及に至らなかった。過渡期に生まれた商品の宿命である。だが今は薄型化が起爆剤となり、液晶かプラズマが当たり前のワイドテレビが選択肢。それと同時に、今やワイドテレビは死語となった。

 毎日の地デジ生活、高解像度がもたらす世界、絵や人がフレームの中にリアルに存在する、HD映像の箱庭感覚は日本人向きに思える。実は先の後輩の住む場所、いまだ地デジ放送地域でなく、せっかくのプラズマもSD画質を強いられるという(...BSデジタル入れればいいのに)。しかも42インチが5.5畳に鎮座するらしい。技術は進化、だがこれがウサギ小屋生活、日本人の現実、実態なのかもしれない。

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