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2007/11/17

「ボーン・アルティメイタム」を観る

 今日は朝から盟友N氏と、マット・デイモン主演シリーズ最終章「ボーン・アルティメイタム」を観てきた。待望にして「究極点」「最終結論」をうたうとあって、その出来は素晴らしい。ちょうど日本公開に合わせ、前二作をテレビで放送してくれた点も嬉しかった。アクションが売り物の本シリーズだが、様々な伏線を味わうために予習しておいたほうがいい。実際、二作目「ボーン・スプレマシー」のラストとリンクする瞬間、これはアメリカ映画なんだと感じるだろう。トレッドストーンからブラックブライアーへ。前作で消えた点と線はヴァージョンアップして復活。世界を追いかけてきたシリーズは、母国で終演を迎える。

 冒頭からアドレナリン全開のアクションの雨あられ。音楽ジョン・パウエルのいい仕事、小気味良いお馴染みボーンのテーマが緊張感を増幅させる。前作、ポール・グリーングラスにバトンタッチ後、より手ぶれ映像を強く感じた(観客側として少々、アクションが捉え難いかなと)ものだが、今となっては痛みが伝わる瞬殺に手振れ映像こそ、この作品の持ち味の一つと考える事ができる。また007等のガジェット系スパイと異なり、リアリティを高める演出も楽しめる。またシリーズ、作を重ねるたびに完成度が高まっているようにも思う。

 三作目となれば、我々観客のボーンに対する感情移入はピークに達する。始めはミスマッチに感じたマット・デイモンも、彼無くしてシリーズの成功は無かった。ただ数々の犠牲、そして自分探しの旅を終えた時、もはや続編の必要性はないと感じるだろう。ジョアン・アレンにスコット・グレン、そしてエンディングに微笑むジュリア・スタイルスが印象的。黒幕の一人、アルバート・フィニーも不気味にいい味。派手さのないキャスティングではあるが、ベテランを配した磐石さだ。

 映画を観終えて思ったのは、これは映画館で観るべき作品だという事。三作通じてその印象が強い。駅の群集も、モロッコの追いかけっこ、エンディング近く怒涛のカーチェイスと大画面ならではのシーンが続く。緻密に計算されたアクションシーンが見どころなのは、言うまでも無い。もちろんそれをサポートする音響がいい映画館を選びたい。ただ小画面、テレビでは平凡に終わってしまうだろう。事実、前作のテレビ放送は物足りなさで満ちていた。今年最高のアクションは是非、予習をして映画館で観て欲しい。

071119

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