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2007/09/05

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を観る

 昨夜は会社帰り、12年ぶりのエヴァ、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を観てきた。近場での上映はなく、富士のシネプレーゴまで久々の遠征。とはいえ、電車で20分ほどの距離ではある。劇場はボクのようなサラリーマンから、席の後ろではエヴァフリークの彼女を持つカップルまで様々。土曜のラジオ、アバンティのように聞き耳を立ててみると、キャラ解説をする彼女と明らかにビギナー、連れ込まれた彼氏の会話。果たして二人の映画デートは吉と出ますか?いやいやそれより、今回の新劇場版の出来が気になります。

 さてそのストーリーは第壱話から第六話に沿って進んでいる。ただ旧エヴァにあったような謎探しは影を潜め、ヤシマ作戦をクライマックスとした作品構成。あくまで序と位置づけ、ボクのようなエヴァ経験者には観易い作りである。旧エヴァはアダム、人類補完計画で物語を終始引っ張ってきたが、そもそも新劇場版でその必要はあるまい。今シリーズ製作、庵野総監督の主旨は別のところにあるのだから。この序、もしテーマがあるとすれば、何のために戦うか、ヒトゆえの戦わざる得ない運命なのだろう。それは旧シリーズを踏襲したテーマでもある。

 新劇場版、そのほとんどの作画、構図に手が加えられ、CGによる使徒、第三新東京市の防御システム等が大きな見どころとなっている。新劇場版で最もパワーアップしたのは、実は第三新東京市なのかもしれない。使徒もラミエルのように大胆な演出、変貌が加えられていた。もちろんエヴァ自身も描写がパワーアップ。射出されるエヴァ初号機、シンジのシミュレーションシーン等数多い。もちろん、一定の作画レベルで展開されるアドバンテージは大きい。お得意のタイアップも、劇場版ならではであった。

 庵野総監督の意図、リビルドの意義は強く感じる。そして今回の新劇場版:序を観ながら、昔セガサターンで出ていたエヴァのアドベンチャーゲームを思い出した。そう、これから展開される新劇場版は、新たな物語の分岐の一つであり、そのお膳立てとして、この序はストーリーラインを新たな映像で固めたのだ。前述の通り、謎は程ほど、あくまで物語の真意を伝えたいのは解る。もちろん庵野総監督らしいサービスはエンドロール後にも集約されており、これまでのファンなら、きっと新たな物語の分岐を観たくなるはず。

 ただこの劇場版、難点は少なくない。初心者向きに感じないのだ。確かに説明はあるが、カットと展開が速くて、ついて行くのがやっとに感じる。おそらく劇場では脱落者もいるだろう。またそれを助長するのが、セリフの聞き取り難さ。劇場による要因もあるだろうが、赤木リツコ女史のセリフは特に聞き取り難かった。パッケージソフト化の際は一考願いたい。また冒頭から、SF作品特有の敷居の高さもある。しかしこればかりは仕方がないところ。今は次作「破」の新展開に期待を持ちつつ、近場で公開される事を祈っております。

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ヱヴァ新劇場版&ぼくらの 第21話「真相」&クレイモア 第23話「臨界点1」個人的に中盤くらいまでの雰囲気が好きだったこともあり、全体の出来には大いに満足v 余裕があれば、あともう1回くらいは観に行きたいです。 にしても、「ヤシマ作戦」で対決する使徒・ラミエルの変わりっぷりには、マ...... [続きを読む]

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