« 笑いの一生 | トップページ | DVDで「ラブバッグ」を観る »

2007/08/26

千本浜と割れ窓理論

 昨夜は妻に連れられ、サンセットページェントという花火大会へ行ってきた。沼津では7月最終週の土日に行われる夏祭り、8月(今年は最終土曜)に行われるサンセットページェントがある。以前は狩野川中心の夏祭りだけだったが、海上花火を目玉にしたサンセットページェントが加わった。両者は打ち上げ場所に加え、打ち上げる時間が違う。夏祭りは二日間掛けるも、間が長く、上がる花火の数も少ない。確かに出店の派手さは夏祭りが上。だが花火がしょぼくて、二日掛ける意味を感じない。

 一方、サンセットページェントはわずか45分の間、ほとんど間がない状態で花火を上げている。時間は短いが、与える印象は前述の夏祭りと大きく違う。また海上から打ち上げる事から、打ち上げ高さの低い花火もあり、見た目の派手さも高い。それゆえ打ち上げ場所の千本浜だけでなく、目の届く他の海岸にも多くの人々が集まり、花火を楽しむ。普段人の来ない海岸の人口密度は、この時とばかりに一気に上がる。ただ寿司詰めになる程でないから、気楽に花火を楽しんだ。

 しかし花火を観た千本浜沿岸(原海岸)がとにかく汚い。多くが漂流物なのだが、その場に捨てられたゴミもバカにできない量。親ならこんな海岸で遊ばせたくないと思わせる場所。沼津の海岸の多くは遊泳禁止となっているが、それに乗じて市政からも沿岸一帯は放置状態である。観光が衰退する中、沼津駅前開発に躍起になっているが、それでは市外、あるいは県外の人々を動因する要素にはならない。千本浜越しの富士山も、その足下から汚れている。この風景こそ沼津最大の売り物となり得るのに。これが沼津の『もったいない』。

 割れ窓理論というのがある。ニューヨーク市長だったジュリアーニ氏が、その在任中に取り入れ、ニューヨークの犯罪、景観悪化を減少させた実績を持つ。「割れ窓を放置すれば、周辺の家の窓が割れても平気。したがって呼び水の如く割れ窓広がっていく」というもの。今の千本浜はそんな感じ。誰も生じたゴミを持ち帰ろうともしない。割れ窓理論を実行したジュリアーニ氏の行動を借りれば、「捨てられたら、拾う手段を講じる」。その上で条例で喚起を促す、やはり市政の介入が必要。もはや、とても個人レベルで対応できる量でない。ちなみに先日、沼津市議会議員の改選があったが、浜の景観改善を挙げる候補者は一人も居なかった。千本浜に明日はない...ようだ。

070826

|

« 笑いの一生 | トップページ | DVDで「ラブバッグ」を観る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/58265/16240870

この記事へのトラックバック一覧です: 千本浜と割れ窓理論:

« 笑いの一生 | トップページ | DVDで「ラブバッグ」を観る »