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2007/06/11

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」を観る

 北海道旅行明け最後の休み、妻と「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」を観てきた。前二作はDVDで観ていたが、最後は劇場という流れ。また平日昼間なら混まないだろうという読みもあった。妻にはジョニー・デップがきっかけのようだが(DVDを借りるまで、「カリブの海賊」=「パイレーツ・オブ・カリビアン」で無かったらしい)、ボクにはジェリー・ブラッカイマー印の大作という印象が強い。

 確かに内容は第一作で充分のような気がする。そして第二作と第三作はディズニーとのタイアップ的に話の風呂敷を広げた格好に思う。第二作ではデイヴィ・ジョーンズ、本作では海の神とサブキャラを増やしてきた。もちろん第一作のジャック・スパロウ自身も映画オリジナルらしいし、映画を受けてディズニーが本家「カリブの海賊」をリニューアル(妻からの情報より)するという。さすがディズニー、商売が巧い。

 さて第三作「ワールド・エンド」は骨子はスパロウ救出にエリザベスとターナーの恋の行方、東インド会社と対峙する海賊たちは大団円を迎える。映画自体は圧倒するCGと船同士のバトルの連続。ただこの監督の個性は感じられず、あくまで大作と物語の交通整理に終始した感があり、エリザベスとターナーのキャラは浅く、スパロウもデップありきで成り立っている程度。キースの登場に喜ぶファンも多かろうが、Bボーイの原点、ストーンズの彼がディズニー映画に出演する事自体、何か時代を感じる。

 ボクがこの作品で気に入っているのはバルボッサ。彼の存在無くして本作は語れない。演じるはオスカー俳優、ジェフリー・ラッシュ。第一作のラスボスでもある。そんな彼がスパロウ救出に加え、エリザベスたちの行動にも手を貸す。実は本作の軌道修正をしてくれる、重要なキャラクターだ。男気とユーモア、さらにエリザベスとターナーをも結びつける。昨日の敵は今日の友。そんな彼を見ていてある男を思い出した。あのデスラーである。

 デスラーとはご存知「宇宙戦艦ヤマト」の好敵手、デスラー総統の事。ヤマト第一作では敵だったデスラーが、続編となって古代ら地球人たちを助けるようになる。シリーズ、物語を重ねるたびに深まる友情。ユーモアと男気を兼ね備えるのもバルボッサと同じ。いやまるで元ネタのようだ。考えてみれば航海の場所が違えど、船に乗るのも同じ。しかも愛のために戦っている。大人の視点を持つバルボッサやデスラーのようなキャラは、シリーズ物には不可欠なのかもしれない。間違いなくこの第三作のMVPは、バルボッサなのである。

070611

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