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2007/06/30

オペで北海道へ行く(早来篇)

 函館の後、苫小牧でフェリー乗船となるが、その前に行きたいところがあった。それこそは早来、過去二度行った社台スタリオンステーションである。競馬好きにとって、外せない場所を最終日に組み込んだ。函館からその前日千歳に宿泊。そして早来へ移動。もちろん妻にとって初めての場所、サラブレッドを生で観る事自体が初めての出来事。道中、時折見える牧場の風景、放牧される母馬と子馬たち。そこが馬産地である事を印象づける。そんな中、裏道と思しきナビ指示をした妻に疑問を投げたが、さすがは「地図を読める女」。一切の間違いはなかった。誠に失礼致しました。

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 例年なら早来だけでなく、北海道初日の滞在地、静内でも牧場巡りをしたいところだったが、オフシーズン、まだ種付けシーズンでもあり、そちらは観る事ができなかった。ただここ社台は、そんな時期でもファンサービスも兼ねて、人気馬を午前中の数時間だけ放牧させている。放牧開始時間に合わせ、オペを走らせ、着くといましたトウカイテイオー、アグネスタキオン、クロフネ、ゴールドアリュール、キングカメハメハ、そして中央の柵にはディープインパクト。引退したばかり、種牡馬デビューしたディープである。

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 まず見た目。何せ五才、まだまだ現役でもおかしくない。競走馬時代と馬体に差異はほとんどないように思う。そしてただひたすら、脚元の草を食べるディープ。いやディープに限らず、どの馬ももぐもぐタイムのため、動きが少ない。放牧場を駆け抜けるディープを観たいところだが、なかなかそのチャンスに恵まれなかった。そのためしばらくは他の馬たちに目を向けることにした。隣にいるのはトウカイテイオーである。今ではこの放牧場で最古参となってしまった彼。しかし後ろ脚の沈むテイオーの踏み込みは変わらない。強いて挙げれば、ひ腹に年が伺われるが、何せ19才ですからね。

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 いろいろこの場でお話を聞くと、テイオーはディープが来てから気が気でないらしい。中山や府中で何度も奇跡を魅せてくれて、ファンを熱狂させたテイオー。だが隣に突如現れた若き七冠馬に嫉妬。テイオーの周り、始めのうちはそんな威圧感に溢れていたという。最近になってディープのほうが慣れてきたようで、この日もクロフネやアグネスタキオンに顔を向けていた。むしろテイオーは我が道を行くように馬場を闊歩。柵内に設置された、テイオー専用の日さしが彼の孤高さを物語る。

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 タキオンやクロフネは奥の柵に放牧されていた。以前、ここを訪れた時、ディープの場所にはスペシャルウィークが居たのだが、話を聞くと種牡馬になって翌年以降、ここに放牧されなくなったという。気性が荒い事が原因らしいが、前に来た時はそんな片鱗を見せていなかったのが不思議。当時、スペシャルを観れたのはラッキーだったのかも。むしろ種牡馬生活を満喫しているディープも、いつそんな変化を見せるのか。とても種付けに積極的だという。

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 やがて昼に近づき、放牧時間が終わる頃、何かに感づいたかのように、ディープが駆け始めた。その瞬間を待っていたのか、ボクも含め、沢山の人々がシャッターを切っていた。平成の天馬はターフを去っても、遠く北の大地で変わらずに飛んでいた。その動きは現役を離れた今も変わらない。そして放牧時間を終え、ディープたちは馬屋へ帰っていった。なおこの日は平日、まだ競馬北海道シリーズが始まる一週間前にも関わらず、道内外からファンが集まっていた。その中でも沼津ナンバーは異彩を放っていたようだった。

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最後に...これからもボクら二人、北海道旅行に早来は欠かせないだろう。いや早来と千歳の組み合わせは必須となった。実はこの後、千歳空港で食事、土産を大量に買い込んでいる。その理由、何より妻は空港が好きなのである。旅客機の離発着する姿、乗客の搭乗、旅客機に群がるスタッフ、特殊車両等、その動きが楽しいのだという。確かに観ていると楽しい。そして旅立つ旅客機が轟音を立て、やがて豆粒のように空へ消えていく。前日の夜も空港のレストランで食事。食事の後も二人で夢中になって観ていた。また土産、特にお菓子関係はここでまとめて買うのが吉。帰りのご飯もここで買っていった。今回の旅行、飛行機は使わねど、空港を楽しむ。そして苫小牧からフェリー、大洗へ戻っていったのだった。海上、フェリーで空弁を食べたのは、たぶんボクたちだけだろう。

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そして総計二千キロ、無事安全に走ってくれたオペよ、ありがとう。(完)

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