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2007/05/27

古馬任三郎、女傑誕生の2007ダービーを振り返る

 いつもある前日夜の宴が仕事で潰れ、当日輸送となった今年のダービー。特急あさぎりに乗り、府中本町に着いたのは午前10時。先乗りしたメンバーのために、近所のイトーヨーカドーでジュースとお菓子を仕入れた。ところが絶好の天気、まして10万を超える人々が集う府中が間近とあって、同じように食料を仕入れる人の多い事。買い物に30分かかり、やっとメンバーと合流する事になった。

 今年でダービーは第60回優勝ウイニングチケットの年から14年連続参戦。勝ったり負けたり、思い出も多いが、今年のダービーはどうも戦前から勝つ気がしなかった。それは本命をヴィクトリー、鞍上田中勝春への心情馬券だったからだ。昨秋のJC、ハーツクライの一件ですっかり懲りたはず。しかし一本かぶりの一番人気フサイチホウオー、いや彼のオーナーへの不信感が、あえて軸をヴィクトリーに替えさせていた。しかも二着はおろか、三着は読めない。馬券は馬連、馬単、単勝にとどめ、三連複と三連単は一点も買わなかった。

 レースは福永のアサクサキングスが逃げる展開。そこに皐月賞馬ヴィクトリーはいない。出遅れ、さらに2コーナーから先団に動いた瞬間、ヴィクトリーから勝機は無くなっていたかもしれない。そしてそのヴィクトリーをマークしたかのように、フサイチが好位を追走。誰もがアンカツの勝利を確信したに違いない。そしてレースはフサイチを中心に動いていたかに思っていた。

 直線、最内で粘るアサクサキングスを巡り、外から襲いかかった馬たちが続々脱落。ヴィクトリーも坂の途中で馬群に消えた。そして弾けるはずのフサイチホウオーは伸びない。そして気がつけば、坂を外から猛然と駆け上がったのは四位のウォッカ。かつて強いダービー馬、三冠馬たちが通った直線外のヴィクトリーロード、二着のアサクサに三馬身差をつけた圧勝。道中他の馬からはノーマーク、ウォッカの二分二十四秒五の勝ち時計も、三十三秒フラットで上がる姿に余裕が感じられた。

 戦前、僕ら仲間のウォッカに対する評価。馬券は買うが、トリ紙にならない程度のヒモ評価が圧倒的だった。しかも連に絡んだ馬も人気薄。馬単、三連単等、当たるわけがない。ただ安めにヴィクトリーからの馬連を買いつつ、単勝も買っている。ヒモが判らないレースなら、ヴィクトリー、そしてウォッカと単勝数点だけで勝負すべきだった。それにしても新たな女傑誕生と同時に、上位とみていた皐月賞組のだらしなさが目立つ。

 今年の春クラシックはとにかくウォッカに酔わされた。桜花賞では圧倒的な人気を裏切って二着。それでいて牡馬挑戦、ダービー参戦。昔からの競馬ファンなら、当然大舞台でそんな牝馬は買わないだろう。でも勝った。まるで夢を見ているようだ。こんな形で酔わされるなんて、どうせなら勝利の美酒を酔いたかったけども。でもこれも競馬なんだ。父タニノギムレット、親父似のウォッカのウイニングランに酔うのが精一杯、そんな今年のダービーだった。

070527
               祝!ウォッカ

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