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2007/04/28

再起動

 突然だが、カミさんのお父さんが亡くなって、四十九日を過ぎた。この二ヶ月間何もしなかったわけではない。一番は喪に服したかった気持が強かった事。僅かな期間とはいえ、一緒に過ごした日々を思い出し、式の席では涙した。そしてカミさんの気持を思うと、自分に現(うつつ)を抜かす事ができなかった。もう一人ではない。とにかくカミさんを支える事が最優先、今までと価値観は大きく変わっていた。

 先日、某有名墓地の抽選会に出掛けた。理由は予てからカミさんが探していたからだ。カミさんがご両親、そしてお父さん方のご家族の墓地をと決めていたその場所に、150近い家族が集まっていた。生を受けた者たちが集まり、最後に住む地としてここを選んだ人たち。一区画、600ある場所を巡った抽選会。手に入る見込みがあっても、見晴らしのいい場所に希望は集中する。その人気、神奈川に都内のナンバー車もやって来るほど。

 抽選前の下見。場所選びの最中、突然神風が吹き、カミさんの持っていた用紙が飛んでいった。まるでお父さんとお母さんが場所はこの辺で、と空の彼方から言ってきているよう。それ程のタイミングの良さであった。そして先着順は百番台と遅れをとったが、カミさんはいくつか選んでいた場所の一つを無事手に入れる事ができた。ここからなら、桜も日本一の山も良く見える。もちろん墓参りするボクらでなく、お父さんたちのための事。

 時は過ぎる。ボクらは新生活のために進まなければならない。四十九日を機に購入した黒タントで出掛けた抽選会。一緒に住むマンションの衣替えを準備、ペンキや道具も買ってきた。そしてボクはこの二ヶ月かけてテレビ用のスピーカーを製作した。マトリクススピーカー、あの長岡鉄男さんの凱旋門だ。世間的に始まったGWも、相変わらずただの週末休み。でも今年は映画が豊作だね。そして月末にはダービーがある。いよいよボクも再起動の時がやって来た。

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