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2007/01/13

「オレの一分」

 木曜の朝食、オフクロからおもむろに出された生もの。賞味期限は一月八日と記されている事を見逃さなかった。すなわち三日も過ぎていたのだ。しかし圧倒的な食欲と『鋼の消化器』を自負するオレとしては、我慢できずその食材に手を伸ばした。そして間もなく『鋼の消化器』の中に消えていった。だが出勤して数時間後、昼寝を挟んで顔色が悪くなった自分がいた。何とかひと通りの仕事を終えるも、就業終了一時間前、上司にフレックス退勤を申し出る事になるとは。

 かつて賞味期限なんてものは気にした事がなかった。ある種、賞味期限は精神衛生上のものだし、一般的に数日程度なら問題ない。それに当たった時は自己責任。だがまさか新年早々、その自己責任を自ら背負うとは思わなかった。医者へ行き、「ノロウイルスはピークを過ぎましたよ」と慰めの言葉らしきものをかけられたが、そのダメージに二日間寝て過ごす事になってしまった。年始早々、ついてない。

 世間では一夜にして、不二家の消費期限騒動が駆け巡った。年明けに公表するに至った経緯は、クリスマスシーズンの儲けを遥かに上回るリスクが待っており、老舗を揺るがしている。何せこの騒動、賞味期限でなく、業界ガイドラインの消費期限を守らなかった事が大きな問題。しかも消費期限ゆえ、よく考えれば賞味期限とは大きく意味は違う事に気付く。スケープゴートにされている作業者(推定六十才)だが、社内管理を消費期限と判っていたのだろうか。

 話を戻そう。もちろん自宅の家族が心配になったのはいうまでもない。オフクロに電話で早退を告げた時、「もしかして○△×食べなかった?」と探りを入れてみた。帰ってきた答えは「私たちは食べてなかった」と。両親はこの苦痛を味わっていないのかと安堵。確かに食べた生もののパックには、"賞味期限"と書かれていたはず。だが侮るなかれ、オフクロはかつて不二家の工場で働いていたのだ。それなら真っ当な管理などしているはずがない...。世が世なら、だが親ゆえ切り捨てる訳にもいかず。正直、これが一番堪えた。

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        写真はイメージです(苦笑)。

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