« 「トンマッコルへようこそ」を観る(ネタバレあり) | トップページ | 「硫黄島からの手紙」を観る »

2006/12/03

「007/カジノ・ロワイヤル」を観る

 左腕にオメガシーマスターを着け、盟友N氏と待望のシリーズ第21作「007/カジノ・ロワイヤル」を観てきた。本作は待望する所以、それは我が思春期において、ガジェットの面白さと大人の男の世界を魅せてくれた事だ。前者はシリーズを通して常に徹底され、後者は初代ショーン・コネリー以降、代を重ねても引き継がれていたスタイルだ。だが近作は荒唐無稽さに拍車が掛かり、シリーズのファンであっても不満を漏らす事は少なくなかった。特に前作では愛車がステルス機能で目の前から消え、見どころだったアクションさえもVFXを用い、スタントマンを必要としなくなった。同時にボンド映画の精神は消えかかっていた。

 だがその懸念は本作が始まって間もなく、杞憂に終わった。禁じ手とも思われるモノクロ映像、だが00昇進のためにボンドの野心はターゲット暗殺に進んでいく。そこでの冷徹さはこれまでのボンド映画に相通じるが、その全てのキッカケである以上、描き方も血生臭い。だがその一方で呆気無さはまさにプロの殺し屋。ダニエル・クレイグはスピルバーグの「ミュンヘン」で似たキャラを演じていたが、その時もボンドに期待を持たせる雰囲気が光った。別にブロンドヘアも東ヨーロッパ的な顔立ちも気になりません。

 だがそんなシリアスな雰囲気から、ボンド映画らしいテンポの引き戻しも忘れていない。それが今回の主題歌とオープニングロールだろう。クリス・コーネルの歌うテーマ(音楽担当デビッド・アーノルドとのコラボ)はテンポ良く、キッチュながら凝ったアニメーションはモーリス・ヴィンダー(あのガンバレルのオープニング等を作った先駆者)以前、以後とも違った雰囲気を醸す。それはこれまでのシリーズとの決別でなく、新シリーズとしての第一歩だと感じた。

 圧巻は今回のボンドはとにかく走る、走る、走る。それゆえ前述の懸念が消えたのも当然といえる。00(あくまでダブルオー、ゼロゼロセブンではない)昇格後の初ミッション、黒人の爆弾魔を追い駆ける姿に観る者はみな釘付けだろう。そこにあれだけ頼っていたVFXの影は無い。いや、あったとしても判らない程、そのテンポとキレに惹き込まれる。これは我々ファンが望んでいた原点回帰、一つの回答といえる。一つのアクションが終わるまでの緊張感は、ボンド映画の醍醐味だからだ。やっとそれが帰ってきた感が強い。ダニエルのフィジカル面の対応も素晴らしい。

 ガジェットも控えめ。音楽もボンドのテーマを多用する事はない。それはシリーズ第一作「ドクター・ノオ」に相通じるもの。そしてそれは「ゴールドフィンガー」以降の物語成功の方程式、定石を踏む事がボンドに非ず、人間ボンドを描いてこそ007なり、そんな意気が伝わってくる。それでいい、だからボクはこの作品を素直に受け入れる事ができた。「ボーン・アイデンティティー」シリーズのようにアクション回帰、そんなハリウッド産のスパイ映画に刺激を受けた本家007だが、最高の形で応えてくれたと思う。版権問題で最新作となったイアン・フレミング原作第一作、だがその機会を最大限に活かした形だろう。

 グラマラスさを求めてきた過去のボンドガールと異なり、今回のエバ・グリーンは知的さが漂い、ここでのエピソードがのちのボンドの冷酷さを形作った事を印象付ける。ボンドにとって恋愛感情は御法度の感が強いが、「女王陛下の007」以来(原作のエピソードとしては本作が先)に心から女性を愛する姿が描かれていた。脚色に「クラッシュ」「ミリオンダラー・ベイビー」のポール・ハギスが参加しているが、彼の毒気が所々に活きているような気もする。

 もちろん007らしい大味さはあるのだが程よい味加減、荒唐無稽さも兼ね備える。あまり好きでない「ゴールデンアイ」のマーティン・キャンベルが再びメガホンをとったが、本作はアクションシーンのカット割りの良さが特にいい。さすがイギリスのテレビシリーズ「特捜班CI-5」を撮った人だ(ただ「ゴールデンアイ」のダメさは音楽エリック・セラによるところが一番大きいのだが)。デビッド・アーノルドのスコアもボンド色は控えめながら、相変わらずジョン・バリー節を継承したオケが光り、ボンド映画のアイデンティティーを形成している。

 全てに挑戦的、野心的な今回の007。これまで何度かの転換期を迎えてきたが、その中でも屈指の作品であり、満足度も高い。これまでのクラシック・ボンドから、本当の意味でのニュー・ボンドに生まれ変わった。既にダニエル・クレイグは次作の契約済。ただ本当の正念場はボンド前日談である本作でなく、実は次作からなのかもしれない。でも期待して間違いない、そんな方向性が見えてくるボンド最新作だ。

追伸.
 ニュースなどで『ソニーに買われたボンド』と揶揄されたが、バイオにソニエリ、ブルーレイとこれでもかとソニー製品が登場する。特に諜報活動時にバイオノートのキーを叩くボンドの姿に時代を感じてしまう。ただ『ソニーに買われたボンド』でなく、『ソニーを選んだボンド』と呼ばれて欲しい。ちなみに劇中バイオのバッテリーは発火する事が無かったし、PS3も登場しない。ちなみにこのブログはバイオノートで書かれています。
James Bond will return...

Casinoroyale

|

« 「トンマッコルへようこそ」を観る(ネタバレあり) | トップページ | 「硫黄島からの手紙」を観る »

コメント

でんでんさん!こんにちわ。

すいません。またTBしてしまいました。削除お願いします(冷汗)。

前半の高所シーンなんかはすごく迫力があって面白いなぁ~って思ってたんですけど、後半は緩くなってきましたよねぇ~。
これは007シリーズでは当たり前なんですねぇ~。知りませんでした(笑)。もっと勉強します!

投稿: あっしゅ | 2006/12/16 14:22

あっしゅさんこんにちは。
トラックバックありがとうございます。

>これは007シリーズでは当たり前なんですねぇ~。知りませんでした(笑)

後半は大きなセットで...っていうのが、大作となったボンドのお決まりなんです。沈み行く建物を見て、ちょっとミニチュアっぽいのも、何となく意図的かなぁと(苦笑)(^^ゞ

投稿: でんでん | 2006/12/16 15:17

ほとんど話題にのぼりませんでしたがダニエル・クレイグ主演のレイヤー・ケイキという作品もおすすめです。 ついでにこの映画のサントラもおすすめです。 デュラン・デュランやカイリーミノーグ・カルトXなど80年代のヒット曲が満載です。 ダニエル・クレイグは年齢不詳な顔立ちと目が嫌いです。 あとソニーの製品はデザインばかりで消費者に対する態度に幻滅してしまいました。 私のバイオは保障期間中に1度、期間を過ぎて3度故障しました。 毎回原因の説明はなくハードディスク交換という処置3回で合計18万円かかりました。 今回ようやく問い合わせに対して原因はバッテリーの異常加熱によるハードディスク故障だと白状しましたが、ここにたどりつくまでに相当な長い時間がかかりました。 電話のたらいまわしは数十回、ひどいときにはスピークイングリッシュという音声ガイドにあきれはてました。 ソニーは大嫌いです。 今後一切ソニー製品を購入することはありません。

投稿: マヌケ | 2006/12/16 21:20

でんでんさん、おはようございます。
コメント&TBありがとうございます。

僕の場合、ブロスナンのイメージが強すぎていまいち乗り切れないところもありました。
けれども前半の追いかけっこはなかなか見所ありました。
007シリーズはオープニングで大掛かりなアクションを持ってくることが多いので、このあたりはボンドらしいなという感じでしたね。
後半はややくどい感じが・・・。
相手が次から次へと変わっていくので、まだ続くの?という感じは受けました。
脚本的にはどんでん返しのつもりかもしれないのですが、ややくどかったですね。

投稿: はらやん | 2006/12/17 07:10

マヌケさん、はらやんさんこんにちは。
トラックバックありがとうございます。

マヌケさんへ
>ソニーは大嫌いです。

今のソニーは嫌いです。PS3も一度ネットでバスケットに入れたものの、止めてしまいました。マーケティングより、始めに何が必要なのか立ち返って欲しいです。昔はそれがあってのビックリ箱でしたから(^^ゞ

はらやんさんへ
>後半はややくどい感じが・・・。

整理すれば、だいぶ見直すことができたかもしれませんね。ただ旧作とちがって「ラスボス殺せば」っていうタイプの作品にはしたくなかったのでしょう(^^ゞ

投稿: でんでん | 2006/12/17 08:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「007/カジノ・ロワイヤル」を観る:

» 007 カジノ・ロワイヤル /007 Casino Royale [我想一個人映画美的女人blog]
007、TVなどでもやってるのに、実はまともにちゃんと観たことなかったの! 若きジェームズボンドが"007"になるまでの物語〜 ってコトで、ジェームズボンドビギニング??  エピソード1?? 男の人って好きな人多いよね。 ワタシの敬愛するチャウ・シンチーもパロディを作るほど大好きなこのシリーズ。 でも今まで観なかったのは、この長いシリーズを最初から観るのが大変すぎっ{/ase/}てのと 最近の�... [続きを読む]

受信: 2006/12/03 21:16

» 映画「007 カジノ・ロワイヤル」 [いもロックフェスティバル]
映画『007/カジノ・ロワイヤル』の試写会に行った。 [続きを読む]

受信: 2006/12/03 21:35

» 007 カジノ・ロワイヤル 2006-66 [観たよ〜ん〜]
「007 カジノ・ロワイヤル」を観てきました〜♪ イギリス情報部員のジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は『00(ダブル・オー)』の資格を手に入れた。昇格後最初のミッションは、テロ組織の資金源であるル・シッフル(マッツ・ミケルセン)とポーカー対決。ボンドは、イギリス財務省のヴェスパー(エヴァ・グリーン)と共にモンテネグロへ向かう・・・ 人気Blogランキング     ↑ 押せば、『00×』になれるかも!? ... [続きを読む]

受信: 2006/12/03 22:41

» 「007カジノ・ロワイヤル」観てきました♪ [りんたろうの☆きときと日記☆]
☆「007カジノ・ロワイヤル」 監督:マーティン・キャンベル 出演:ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト、ジャンカルロ・ジャンニーニ イギリスの諜報機関MI6からの依頼をクリアし「00(ダブルオー)」ナンバー、すなわち“殺しのライセンス”を手に入れたボンド。 だが、いき過ぎる彼の行動にMは言う。 「あなたに00(ダブルオー)は早すぎた�... [続きを読む]

受信: 2006/12/03 23:11

» 007 カジノ・ロワイヤル [Aのムビりまっ!!!(映画って最高☆)]
最初の任務は、 自分の愛を殺すこと。 評価:★6点(満点10点) 2006年 144min 監督:マーティン・キャンベル 主演:ダニエル・クレイグ エヴァ・グリーン マッツ・ミケルセン   【あらすじ】....... [続きを読む]

受信: 2006/12/05 00:18

» 「007 カジノ・ロワイヤル」 ホットで幼いボンド、受け入れられる? [はらやんの映画徒然草]
本日初日、新生ジェームズ・ボンドの最新作「007 カジノ・ロワイヤル」を観てきま [続きを読む]

受信: 2006/12/08 07:58

» ★「007/カジノ・ロワイヤル(2006)」 [ひらりん的映画ブログ]
「007ダブルオーセブン」シリーズの最新作・・・見てきました。 主人公のジェームス・ポンドが交代して、ダニエル・クレイグに・・・。 しかも、1967年製作の同シリーズのリメイクだとか。 [続きを読む]

受信: 2006/12/09 03:25

» 「007/カジノ・ロワイヤル」完成披露試写会。 [酒井俊之のシネマラ攻略大図鑑]
偉大なる父がこれまで作り上げてきた“大いなる幻影”を遂に打ち破り、その息子と娘が満を持して放った新たなるボンドシリーズの鮮やかな幕開け。文字通り“Everything Or Nothing”、不退転の決意と勇気で敢然とプロデュ... [続きを読む]

受信: 2006/12/09 23:33

» 「007 / カジノ・ロワイヤル」を観ました。 [Cinema Chips ブログ版]
私は「007」シリーズに何の思い入れも無く、と言うより、むしろ苦手な方の映画だったので、映画館で観るのはこれが初めてでした。 だから、ボンド史上初の金髪で青い目の新ジェームズ・ボンド役に選ばれたダニエル・クレイグさんに何の偏見も違和感も無く観ました。シリーズものを観ると言うより(殆ど知らないのでね!(~_~メ))、ただ1本の映画を観ると言う感じで観ました。 ■ストーリー抜粋≫ 【ジェームズ・ボンド�... [続きを読む]

受信: 2006/12/13 11:37

» 007/カジノ・ロワイヤル (Casino Royale) [Subterranean サブタレイニアン]
監督 マーティン・キャンベル 主演 ダニエル・クレイグ 2006年 アメリカ/イギリス映画 144分 アクション 採点★★★★ 容姿やら年齢やら言葉のアクセントやら何かと条件が厳しいらしい、ジェームズ・ボンド役。まぁ、確かにある程度厳しい条件でもつけていないと、真っ先に..... [続きを読む]

受信: 2006/12/16 03:26

» 007/カジノ・ロワイヤル [シャーロットの涙]
21作目にしてジェームズボンドのピュアなラブストーリーにも触れる今作品。公開に先がけて見てまいりました。 かなりボンドのイメージと違うとかなんとか色々言われ続けてきたらしいダニエル・グレイクのジェームズ・ボンド・・・ボンドのイメージというと私にはショーン・コネリーなんだけど、ショーン@ボンド以上の活躍を魅せてくれて私はご満悦{/hearts_red/} で、なんでグレイクがボンドのイメージじゃないのかー?... [続きを読む]

受信: 2006/12/16 20:34

» 007/カジノ・ロワイヤル [skywave blog]
007は、男のある種の願望の象徴だと、強く感じました。というのは、鑑賞した日がいくらメンズデーといえ、観客の大半が、30代・40代の男性だったからです。世の’おじ様’ [続きを読む]

受信: 2006/12/16 21:57

» 007 カジノ・ロワイヤル [そこで馬が走るかぎり]
王道。 まさにこの2文字が似合う映画(´ー`)     「007/カジノ・ロワイヤル」オリジナル・サウンドトラック テロリストと戦うスパイ映画という位置づけなら、M:I:3 と互角に張り合えるほどの「どっちがテロリストだよ!?(゚Д゚;)」ぶりをいかんなく発揮... [続きを読む]

受信: 2006/12/17 00:12

» 『007 カジノ・ロワイヤル』 [京の昼寝〜♪]
最初の任務は、自分の愛を殺すこと。 ■監督 マーチン・キャンベル■脚色 ニール・バーヴィス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギス■原作 イアン・フレミング(「007カジノ・ロワイヤル」東京創元社刊)■キャスト ダニエル・クレイグ、エバ・グリーン、マッツ・ミケルセン、カテリーナ・ムリーノ、ジュディ・デンチ □オフィシャルサイト  『007 カジノ・ロワ... [続きを読む]

受信: 2006/12/17 00:42

» 映画「007/カジノ・ロワイヤル」 [ミチの雑記帳]
映画館にて「007/カジノ・ロワイヤル」 ジェームズ・ボンドのスパイ・アクションのシリーズ第21弾。 今流行の“ビギニング”ということでボンドが殺しのライセンスを持つ007になる前からストーリーは始まるのだけど、時代設定は現在。ボンド最初の任務は、世界のテロリストに資金を提供する死の商人とカジノで対決して彼を窮地に追いやること。ストーリーにはサスペンスが上手く練りこんであり、身体を張ったアクションも多く、ポー... [続きを読む]

受信: 2006/12/17 08:13

» 007/カジノ・ロワイヤル(映画館) [ひるめし。]
最初の任務は、自分の愛を殺すこと。 [続きを読む]

受信: 2006/12/17 12:51

» 007/カジノロワイヤル [Akira's VOICE]
思わず唸るオープニングと, 感嘆のラストシーンが秀逸! [続きを読む]

受信: 2006/12/17 12:56

» 007 カジノ・ロワイヤル [映画と本と音楽にあふれた英語塾]
007 カジノ・ロワイヤル 原題: Casino Royale (2006) 2006年12月1日(金) 日本初公開 公式サイト: http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/ ユナイテッド・シネマとしまえんスクリーン8 H-23 2006年12月1日(金)9時00分の回 ゴウ先生総合評価: A   画質(スコープ): A/A-   音質(SRD・THX): A/A-   英語学習用教材度: A   ... [続きを読む]

受信: 2006/12/17 14:54

» 007 / カジノ・ロワイヤル・・・・・評価額1600円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
ジェームス・ボンド・ザ・ビギニング。 もともとこの「カジノ・ロワイヤル」のリメイクを提案したのは、タランティーノだったという。 故イアン・フレミングの残したボンド原作は既にすべて映画化されていたが、唯一... [続きを読む]

受信: 2006/12/17 15:31

» 007/カジノ・ロワイヤル [カリスマ映画論]
               【映画的カリスマ指数】★★★★☆  新生ボンドに胸ズッキュン♪ [続きを読む]

受信: 2006/12/18 06:59

» 007 カジノロワイヤル [取手物語~取手より愛をこめて]
暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンドは“00(ダブルオー)”の地位に昇格する。 [続きを読む]

受信: 2006/12/19 01:02

» 今年100本目:「007/カジノロワイヤル」見てきました。 [よしなしごと]
 今回で今年の目標を達成しました。パチパチパチ!今年100本達成です!(映画館、試写会のみカウント) [続きを読む]

受信: 2006/12/22 01:00

» 007/カジノ・ロワイヤル [things4u]
☆人気blogランキング集☆  ☆インテリア・雑貨ブログ集☆ ↑皆様の応援が更新の励みとなっています。今日も応援ありがとう〜☆↑ 今日の1本は「Casino Royale」(邦題:007/カジノ・ロワイヤル)から。 暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ )は\00(ダブルオー)\の地位に昇格し、最初の任務で、世界中のテロリストの資金源となっている\死の商人\ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)の存在を突き... [続きを読む]

受信: 2007/05/30 02:12

« 「トンマッコルへようこそ」を観る(ネタバレあり) | トップページ | 「硫黄島からの手紙」を観る »