間が無い事はいい事nanoです(New iPod&iTunes登場)
先週発表された新iPod。あのminiを彷彿させ劇的な変化をみせたiPod nano、超スモールになったiPod Shuffle、照度アップとバッテリーライフが大きく延びたレギュラーサイズ(?)のiPodとファミリーは充実した。あわせてiTunesも7.0にヴァージョンアップされ、インターフェイスがよりビジュアルにシフト。棚からジャケット写真で探すような遊びも増えた。ただボクのPCのスペック不足か、クイックとはいかないのだが、それでも楽しい事は確かだ。
中でも出色はギャップレス再生に対応した事だろう。これはかねてから望まれた機能。曲間の区切られたアルバム取り込みなら良いが、ライブ盤や絶え間なく続くメドレーの場合、妙な間が空いて違和感を感じたものだ。確かにAppleが提唱する大容量によるシャッフル再生、アルバムや曲の垣根を取り払うポリシーは楽しい。しかし本来のアルバムの形、アーティストたちの込めたコンセプトは反映できないジレンマはあった。そしてギャップレスは今回のiPodだけの事と半ば諦めていた。
しかし今回のレギュラーサイズのiPodは第五世代と称しており、ボクの手元にあるiPodと同じだったのである。しかもiTunes7.0にヴァージョンアップ後、同期時にあわせてiPodもソフトウェアアップデートされ、機能面は今回新発売されたiPodと同等になったのである。気がつけば念願のギャップレス再生が実現、すぐにエリック・クラプトンの「アンプラグド」を最初から最後まで聴いていた。当たり前が実現し、iPodは初めて本当のポータブルオーディオとなった瞬間だった。
マイクロソフトがポータブルデジタルプレーヤー『Zune』を発表。ソニーを始めとする日本国内メーカーは攻勢に転じ、携帯電話と共にiPod包囲網を展開してきている。しかし今のAppleはファンを捉える魅力に溢れている。しかも一年前に実現できたギャップレス再生を、小出しして今年に持ってきた事実。でもファンは誰一人も文句は言わない。そのタイミングの巧さ、今後も続く期待値の高さが大きな強み。まだまだiPodのシェアは衰えそうにない。
追伸.
英会話ソフトのリスニングにiPodを使用しているが、今回ソフトウェアが1.2になったところ、オーディオブック登録のファイルは全てシャッフル再生できなくなった。短文をシャッフルリスニングするメリットがあったのだが、今更スピードを落として聴く事も無くなったので、MP3でリッピングし直そうかと思っている。再リッピング以外でいい方法はないだろうか。
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