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2006/08/16

純ちゃん、あなたを嫌いです

 ハッキリ言って、小泉総理を嫌いだ。まず今、総理の政治手腕を論じても、その評価はすぐには出ない。それに総理のした事は、郵政民営化に中途半端に終わった道路公団民営化、そして拉致問題の一部解決。ただ復活の兆しをみせる経済は竹中プランに丸投げ。そもそも政治家とはその時の手腕を問われるだけで、のちに評価される事は少ない。それに政治手腕、国際政治上の評価等、ボクの中では関係ない。ただ歴代総理に比べ、高い支持率を維持する実力は光っている。

 そして今年、総理自身が『公約』だとする、終戦記念日での靖国神社参拝を強行した。就任最後の年、人気残り僅かでこれを実行に移した。別に参拝に行く事を否定はしない。ただ合祀も分祀も靖国の成り立ちもはっきりしないまま、その点だけは不満が残る。近隣諸国も外交カード、国威発揚の切り札として、それなりに抵抗するのは想定の範囲内。ただアジア外交、国際的に弱みを握られ続けるのは、小泉政治のウイークポイントとずっと残る。

 何故、総理が嫌いか、それは至極単純、あの開き直る姿が大嫌いなのである。以前、「人生いろいろ!会社もいろいろ!社員もいろいろ!」というひと言には絶句させられた。あの瞬間から総理に対する評価は一転した。たったそれ如きと思われるかもしれないが、あれこそその人の本質を語るに充分な出来事である。ワンフレーズ・ポリティクス、言葉の魔術師である総理が、そのひと言だけに酔った言葉。中身なんか無い。言い換えれば「それで何処が悪い?」。

 総理は他人に厳しく自分に優しい、たいへん意固地な人なんだろうと推測できる。それはそれでいい。でも先日の訪米、プレスリーを真似る姿も正直しらけた。たぶん総理の中では靖国参拝も、オペラ鑑賞も、プレスリーの物真似も同じ範疇なんだろうなと思う。強いてあげるなら、それは人前でカッコつけたい、ある種の美学を持っている事。今年の靖国で見せた表情は、プレスリーの時の顔とは雲泥の差。総理は、政治家を演じる日本でも有数の名優である。とにかく人の好き嫌いは仕方がない。それを総理に強く感じるのだ。

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