ガンダムか、007か、そこが問題だ!
年末にかけて、DVDはビッグタイトルが続きます。すでに次世代のHD-DVDが出始め、ブルーレイが待機する中、あえてDVDを買う理由は非常に微妙。もちろん遥かに超える高解像度の映像は手に入れたいが、それはマニアの領域だ。「あんた、マニアだろう!」とツッコミが入れられそうだが、DVD黎明期も手を出さなかったボクとしては、今はまだ成熟を待つしかない。プレーヤーも無いしね。それに昔と違って、DVDレベルの画質なら、今ではレンタルできるわけだからね。中継ぎとして充分です。
年末注目したいビッグタイトルの一つはテレビ版「機動戦士ガンダム」。以前リリースされた映画版は『特別版』と銘打って、アフレコ(一部キャスト入替)と効果音を新録音にして、ファンからは総スカン。今回のテレビ版DVDのリリースでは、いまだ詳細のアナウンスが無いが、さすが株価を気にするバンダイビジュアル、同じ轍は踏むまい。しかしボックス1、2(2は来春発売)を合わせて定価ベースで七万円を超える価格。告知に一瞬、食指が動いた事だけは確かだ。
それよりも目から鱗は「007 アルティメット・コレクション BOX」である。もう007のリマスターリリースは懲り懲りと思ったところ、正直ヤラレマシタ。それこそただ一点!
<ポイント>
●全タイトル 日本語吹替付!これまで吹替が付いていなかった16タイトルの日本語吹替えを新たに収録!(若山弦蔵、広川太一郎、他)[Amazon.co.jp:商品の説明 メーカー/レーベルより]
コネリー・ボンドに、あの若山弦蔵の声が重なるのですよ。インディ・ジョーンズのDVD-BOXでさえも成し得なかったベストマッチング(何故だぁ?!テレビは若山氏なのに)。幼少期、月曜ロードショーを観て過ごしたボクにとって、何物にも代えられません。当時、荻昌弘氏の解説で年一回は放送されていた気がします。やっぱ刷り込みのせいか、「007は二度死ぬ」は若山=コネリー・ボンドなのです。さらに広川=ムーア・ボンドもパッケージソフト初登場。大味で物足らないムーア・ボンドも、広川太一郎の軽快な声で乗り越えられます。これはボンドファンとしても、吹替えマニアとしても絶対買いです。なるべく一部字幕だけは勘弁して下さいよ。
という事で、ガンダムは見(けん)、007は買いという判断となりました。とはいえ、定価ベースではガンダムに負けず劣らずの六万五千円。しばらくは007預金に勤しみたいと思います。それと劇場版ファーストガンダム、そろそろオリジナル音声でリリースし直して下さいな。来夏頃が商売時ですよ、バンダイビジュアルさん。
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