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2006/02/20

DVD版「一青窈★夢街バンスキング ~はいらんせ~」を観る

 最近、気になるアーティストを挙げていくと、やはり筆頭は一青窈だと思う。昨年はJRAのブランドイメージソングとなった「ハナミズキ」「影踏み」の二曲に魅せられたせいもあるが、これを皮切りに彼女のCDを集め始めた。ここまで気に入る理由は数多くあるが、やはりその詩の世界と歌唱力だろう。特に彼女の歌唱力は、最近のアーティストの中でも目を見張るものがある。一度、生歌を聴いてみたいと思わせるアーティストの一人だ。

 ちょうど一ヶ月ほど前、NHKの地上波で昨年夏、京都祇園甲部歌舞練場で行われた、彼女のライブの模様が放送されていた。そして意外な姿が示される。彼女が生まれる前の懐メロのメドレーが中心に置かれていたからだ。『泣きの一青窈』と称されるが、実際の彼女は明るくしっかりとした個性を持った人。TVKの「Saku Saku」に出演した時、一青っちとしてお茶目さと面白トークは別の一面を表していた。そんな彼女だから、単に『泣き』を否定するわけでなく、新たな一面を見せたい、そんな意気込みが伝わってきた。確か、番組中のインタビューでもそんな話をしていたと思う。

 さて、そんな京都祇園ライブの全長版がDVDとなった。懐メロメドレーも見どころの一つだが、もちろん彼女のヒット曲も満載。前述の二曲に加え、「かざぐるま」「もらい泣き」などのヒットシングルやアルバム収録曲、井上陽水の「ジェラシー」まで網羅。特に好きなのは日本語と中国語の歌詞で構成された「月天心」という曲。流暢な中国語には、日本語とは別の何か惹かれるものがある。そして彼女の唄いっぷり。少し眉にしわを寄せ、口元を引き、手を伸ばす姿が美しい。

 このDVDの良さはカメラワークだろう。アップと引き画を上手に組み合わせ、大画面で観ても疲れない。むしろ大画面で観るからこそ、表情とアクションから伝わるものがある。また音楽ライブ、フィルムタッチ、プログレ収録にPCM音声の組み合わせだとミスマッチな場合も少なくないが、このDVDでは一青窈の世界観に合っており、違和感は一切感じない。筆者的に再生は5.1chより断然レンジが勝るPCM音声を採る。それゆえ回り込むサラウンド感も程ほどだが、過剰な音の演出より、会場の雰囲気は伝わる。惜しむらくは、前述のNHKで放送されたインタビューが無かった事くらい。彼女のコンセプトと舞台、そしてパフォーマンスが見事なライブDVDだ。

060220

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コメント

TBありがとうございました。
やはりイイですよね(´ー`)
またぜひライブに行ってみたいと思います。

投稿: 古木33 | 2006/02/25 12:04

TBありがとうございます。
彼女の知的な感性には、ほんとうに脱帽いたしております。今後も、個性的なミュージシャンであり続けることに期待をしたいですね!

今後とも、よろしくお願いします。

投稿: ブルーズマン | 2006/02/25 12:37

TBありがとうございます。
お書きになっていること、まったくもって同感であります。特にアクションが目を引きました。
こちらからもTBさせていただきます。

投稿: てっちゃん | 2006/02/25 12:48

古木さん、ブルーズマンさん、てっちゃんさん
コメントありがとうございます。

古木さんへ
>またぜひライブに行ってみたいと思います。

チョーうらやましいです。一度生ひととっちを拝んでみたいです(^^ゞ

ブルーズマンさんへ
>彼女の知的な感性には、ほんとうに脱帽いたしております。

軽くなく、かといって重くも無いそんな彼女の存在感が絶妙ですね(^^ゞ

てっちゃんさんへ
>特にアクションが目を引きました。

一人で歌うときのアクション、ダンサーたちとのコラボなどステージの完成度が光りましたね(^^ゞ

投稿: でんでん | 2006/02/25 20:17

はじめまして!OPという者です。
自分もこのDVDを見ました。ライブの内容や一青窈さんの歌はとても素晴らしく感動しました。
しかし、このDVDを見るときにDD5.1を選択するとなぜか歌や演奏の一部が右側によってしまいます。
PCMモードで再生したときや他のDVDでは真ん中に歌声がくるのですが。
これはもともと右よりに収録されているのでしょうか?
いきなりの書き込みと質問すみませんが、よろしければお教え願います。

投稿: OP | 2006/03/01 08:46

OPさんこんにちは。
コメントありがとうございます。

PCMでも似た感じの箇所があったような気も。ただDD5.1では触りしか観てないんです。週末、もう一度確認しながら観てみます。その後、報告しますね(^^ゞ

投稿: でんでん | 2006/03/01 22:07

でんでん様、
いきなりの質問にも対応していただきありがとうございます。
使用機器はDENONのAVアンプにビクターのスピーカーをセンター無しの4ch接続で視聴しています。
センター無しでもPCMの時は真ん中に聞こえました。

それではよろしくお願いします。

投稿: OP | 2006/03/02 07:16

OPさんこんにちは。
コメントが遅れて申し訳ありません。

さてご質問の件、6曲目「影踏み」にてあらためて確認してみました。
前提としてボクのシステムはマトリクス接続といって、ステレオ接続にリアはデコーダーを通さずに逆相(反響音)を引き出す、独特の方法で再生しています。それを前提にお話します。
http://homepage1.nifty.com/taka35/recture.htm

まずDD5.1chの場合、逆相側に振った音作りです。それゆえボーカルを含めた音像のフォーカスが著しく甘くなってます。確かに右寄りと意識するとそう聴こえます。ただそれ以前に甘々な音作りを強く感じました。

一方、リニアPCMはレンジの広さ、伝わるエネルギー感と相まって、ボーカルはどっしりとセンターに定位。音のフォーカスはビシッと決まります。だからといって逆相が弱いわけではなく、曲の最後での観客席の響きを伝わってくるので、これは完全に音作りの違いです。

おそらくミックスダウンの時、実際にPAを行なったエンジニアの耳、その印象は京都祇園甲部歌舞練場の音場=5.1chの音だったのでしょう。また元々、音像は観ている映像に引っ張られたり、心理的な面も少なくありません。そして広く展開する音場と甘い音像のミスマッチというか、それが右寄りに感じた最大の要因だと思います。響きを楽しめる分、サラウンド初心者には面白いかもしれませんが、個人的に5.1chは好みの音でありません。

やはりリニアPCMは純然たるステレオ収録で、変な小細工がされない分、前述の通りに音像がシャープですよね。サラウンドの難しいところは、最終的に好みの領域になってしまう点だと思います。5.1chの音作りを由とする人もいれば、リニアPCMがいいと思うボクのような人もいる。その点、このDVDは両者を選べるという点で、面白い試みかもしれません。

投稿: でんでん | 2006/03/13 22:40

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