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2006/01/23

ボクは今回で輪舞終曲にしたいと思います

 韓流、華流、映画ファン、そして一部の世間では物議をかもした日曜劇場『輪舞曲』-ロンド-。昨夜、第二章も観たが、最後まで印象は好転しなかった。やはり「インファナル・アフェア」色は薄まらず、より潜入捜査官としての主人公の立場が浮き彫りにされたのみ。家族と拒絶された苦しみ、だがそんな辛さに留まった設定に白けてしまっては、今回の展開にも惹きつけられる事も無かった。気がつけば今回のラスト、ウェンツ瑛士が首を吊って死んでいた。

 パクリでなく「インスパイア・アフェア」(こちらから引用)な点は置いといて、第二章で唖然とさせられたのが、前回にも増して映像エフェクトを多用したところ。合間にバリバリのビデオ映像を銀塩処理、たまに意味の無いカメラワーク(可変速で被写体を追うやつ)を織り込み、映像の新しさを印象付けようとしていた。極めつけは高速道路ではこれ見よがしにCGを用い、「凄いカメラワークでしょう!」と玄人を唸らせようという考えがあったのだろうか。それにしてもCGで作られた車、案外気がつくものですよ。あんなもの、テレビでやるものじゃありません。

 だが何よりチェ・ジウの扱いがぞんざい過ぎる。健気な姉という立場、シン・ヒョンジュンから闇雲に襲われ、時にとってつけたような日本語のセリフを喋らされている。過去、出演した韓流ドラマでは華のある彼女だったが、このドラマでは主演ながら与えられるシーン、今のところはわずか。今回の第二章に至ってはかなり少なく感じた。物語的に常に彼女が絡む事は難しいかもしれないが、それならばむしろ企画倒れだと言いたい。何のために招いた主演女優なのだろうか。

 そして外面だけ体裁を整えても、肝心の中身は前述の通り。とにかく相変わらず物語が弱い。第一章の二時間、そして今回の第二章を介しても、物語の進行は少ない。あのテンポで1クール続けるつもりなのだろうか。また連続ドラマゆえに緊張感もズタズタ。さらに警察、マフィア共にお互いの潜入者を"もぐら"と称し、次回から裏切り者探しが始まるようだが、本家「インファナル・アフェア」では実はそれ程、内通者探しに重きを置いていない。本来、物語が描きたい点で無いからだ。この『輪舞曲』に今もって「無間道」のような深みはない。

 パクリの件は今後も論議されると思うが、それに「すがってまでも」というのが今のTBSの実力なのだろう。何せ一昨年リメイクの名のもとで「逃亡者」を作った彼らが、「24 twenty-four」をパクっていたという顛末もありますから。たとえ「インファナル・アフェア」の認知度が低いとしても、やがて本家のハリウッドリメイクが公開された時、世間的には「あれっ?」って事になるのでしょう。いやその前にこのドラマが記憶に残る作品かは別です。とにかくボクは今回で輪舞終曲にしたいと思います。

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コメント

またおじゃましました。
あ~、見るのやめちゃいましたか(^_^;)
私は、2話は録画を忘れまして、3話を見ましたが、もうしばらく見てみようと思います(笑)。

投稿: しずく | 2006/02/01 22:07

しずくさんこんにちは。
またまたコメントありがとうございます。

実は観てます。でもリアルタイムは止め、ブログネタも前回で止めました。

3話で印象的だったのは「白夜行」で殺された平田満さんが、今度は射殺された事。なんか死人づいてます(苦笑)(^^ゞ

投稿: でんでん | 2006/02/01 23:15

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