ディープインパクト、前人未到の無敗四冠馬を目指す
世間的にはMerry Christmasな季節。特に金曜からの三連休を楽しんでいる方が多いと思います。しかしボクはいつものように、今日からの二連休。ただそのテンションはクリスマスに感化されるよりも、別のところにベクトルは向かっています。そもそも去年の今ごろは人生最大の大泣きして「冬のソナタ」(完全版)を観ていましたが(もちろんドラマに泣いたわけではありませんけど)、今年は最初から割り切って、一人のんびりのクリスマス。いや明日の中央競馬フィナーレ、有馬記念への戦闘モード突入です。
今や一般のニュースで扱われるほど、ディープインパクトは社会に知れた競走馬となりました。その戦績よりも世間的には『とにかく凄い馬』として、そのぶっちぎる姿が年末のニュース総決算に何度も登場しています。でも最も重要なのは、また競馬で負けた事がないという事実。これは競馬において大きなウェイトを占めています。まず競馬には『負けてなお強し』という言葉があります。いい競馬をする事、結果を残す事が競走馬に求められるからです。それが勝ち取る賞金に反映され、しかも実績を残す事で種牡馬として、第二の馬生を送る事ができます。そんな幸せを味わえるのはほんの一握り。しかしディープは現時点、それだけでなくいまだ負けていないのです。
競馬で負けるのは恥じる事ではありません。負ける事で問題点を修正し、次の結果につなげる。過去、そうして生まれた名馬を数多くいます。逆にディープ陣営にとって、負けられない競馬が続くのは大きなプレッシャーでしょう。しかも今度の有馬は歴戦の古馬(四才以上)との戦いになります。「学生野球からプロ野球に進む」というと例えが正しいか判りませんが、レースの厳しさはクラシック戦線に比べレベルが上がる事は必至。またディープ以外の陣営が異口同音に指摘したのは菊花賞で見せた隙、初めてみせた掛かり癖でした。
それゆえ今回のディープには、クラシック以上に完璧な競馬が求められます。特にジャパンカップ上位馬はレコード決着に負けても、今まで以上の強敵。ただ走る事が歴史を塗り替えるディープの走り。ハードル越えは容易いかもしれません。それを見極める意味でも重要な一戦だと思います。しかしながらボクの中ではディープ抜けの可能性は否定しません。ちょっとだけタテ目をおさえます。でもレース後、武豊が鞍上で四本目の指を立てられる事を祈りつつ、結果はどうあれ、ディープが無事に新たなステージへ進んで欲しいと思っています。なにしろ『無事之名馬』というのが一番ですから。
さぁ有馬、四本目が立つか?
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コメント
でんでんさん
TBありがとうございました。
有馬記念でのディープの走り、楽しみですね。
世間はクリスマス3連休ですが、僕は残念ながら休み無しですorz
でも有馬記念のTV中継だけは逃さないつもりです!
でんでんさんはすでに戦闘モードに突入されているそうですが、
もう予想の方はお決まりですか?
ディープ抜けも否定していないあたり、
かなり緻密な計算をされているようで‥‥ :-)
お返しに予想エントリの方をTBさせていただきました。
投稿: ごり | 2005/12/25 05:38
ごりさんこんにちは。
トラックバックありがとうございます。
>かなり緻密な計算をされているようで‥‥ :-)
緻密な計算はしていません(苦笑)。最終的には勘なんですけどね。ただディープ一頭が図抜けているとはまだ言えないなぁと思いまして(^^ゞ
投稿: でんでん | 2005/12/25 11:08