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2005/12/16

「スパイダーマン 東映TVシリーズ DVD-BOX」を観る

 子供の頃に受けた衝撃はなかなか忘れる事ができない。そんな作品が「スパイダーマン」。だが今皆の想像するスパイダーマンとは、サム・ライミ監督による映画シリーズだろう。CGと融合したアクションは素晴らしく、またあまりに青春した主人公の悩みがビンビン伝わってくる傑作だ。しかし今から遡る事27年前、スパイダーマンが日本にも存在した。もちろんマーベルコミックスと原作者スタン・リーのお墨付き。そのアクション、そしてアレンジは他の映像化の追随を許さない出来。そんな27年前のTVシリーズが、晴れてDVDとしてよみがえった。

 『他の映像化の追随を許さない出来』と言うのには大きく二つの理由がある。まず一つはCG抜きのアクション。子供の頃、とにかく驚かされたのが、壁を登るスパイダーマンに違和感を全く感じなかった事。裏話を聞けば、見えない位置からロープで引っ張ったり、また錯覚を利用したシーンも多かった。しかし観ている側からすれば、そこにいるのは壁を這うスパイダーマンであり、独特の動き一つ一つに魅せられる瞬間に出会える。あくまでコミックの存在を、数々の特撮ヒーローを生み出した東映が見事具現化したと言えよう。

 そしてもう一つの理由が、あのスーパー戦隊シリーズにつながる、敵キャラ=>敵巨大化=>味方ロボット登場のパターンを生み出した事だろう。もちろんロボット・レオパルドンは原作版に登場せず、あくまで日本のオリジナル。しかも「ロボットを出せ!」と言ったのは、スポンサーのポピー(現バンダイのオモチャ部門)。彼らにしてみれば、売れるオモチャが無ければ困るという訳である。そんな時プロデューサーが東映時代劇をヒントに、悪者を倒すとさらに大悪者が登場、そこへ助っ人という構図を当てはめたのだという。見事その手法は大当たりし、現在までスーパー戦隊シリーズに脈々と息づいている。そんな裏話、またここに書けない驚きの秘話(ブックレット)が載っているのも、単品でなくBOX仕様のいいところだと思う。

 さてそんなBOXの最終巻には、原作者スタン・リーのスペシャルインタビューを収録。「おおー、息子よ」と日本版スパイダーマンが登場、抱擁する場面に、ヒーローの出生に国境は無いのだとちょっと感動した。またある筋では放送当時、レオパルドン登場に激怒したと聞いていたが、今回のインタビューではその点微塵も感じなかった。ただリー氏自身は全話観た事がないみたいだし、GP-7を突然登場した飛行機と称し、あまり物語そのものは覚えていない様子。ただとにかく東映による日本版アクションには驚かされた事は判る。特典の主題歌CDと相まって、全話通して27年前にタイムスリップしてしまうDVD-BOXだ。

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» スパイダーマン 開封しました [あんまり無理せず生きていきたい]
じゃんじゃじゃーん どきどきのハサミ入れ 特典の復刻プリントCD 右手が前に出すぎてるあたり、絶妙なカッチョよさ(?) 全4巻(ディスク8枚)とスパイダー大検証(ブック) ↑この中に原作者のスタン・リー氏のインタヴューも収録されてます。 と、... [続きを読む]

受信: 2005/12/19 09:00

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