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2005/10/18

ドラマ「1リットルの涙」第一話、第二話を観る

 先週、今週と「1リットルの涙」を観た。そもそも難病を扱った実話ドラマは難しい。最終的には「この作品は実話を基にしたフィクションです」とエクスキューズがついてしまうのが常である。そこでまずこのドラマの場合、あえて時代設定を現在に置き換えて描かれている。主人公の経験した青春と人生に主眼を置き、時代は移っても彼女の遺したテーマは変わらない裏づけでもある。もちろんテレビドラマなら視聴者、特に若年層をターゲットとする場合、時代背景が近いほうが感情移入しやすいだろう。

 主人公亜也を演じるのは沢尻エリカ。今回のドラマが本格主演であるが、僕的には今年早々に心から泣かされた映画「パッチギ!」のヒロイン、キョンジャ役の彼女、演技は折り紙付きである。映画の中で民族服を着た彼女も良かったが、今風の制服姿の彼女もこれまた魅力的。60年代を描いた「パッチギ!」、そして今回の「1リットルの涙」と描かれる時代は違うが、どちらも生き生きと演じている。彼女の存在は、多くの人にとってこのドラマを観続けたいと思う大きな力となっている。

 父親役は陣内孝則。つい先日まで「菊次郎とさき」で菊次郎を好演していたが、今回もその延長線上で明るくおっちょこちょいだが、実直な父親像を演じている。もちろんその明るさと相反し、娘の病と闘っていくのだろう。一方驚かされたのが、母親役が薬師丸ひろ子だという事。僕らが中学時代、「セーラー服と機関銃」でブームを巻き起こした彼女も、もう母親を演じる年になったとは感慨深い。それだけ僕も年をとっているという事にもなるのだけれど。

 物語についてはここで語らない。あまりに序盤過ぎて語るに及ばないからだ。ただホームドラマの側面は垣間見る事ができる。父親、母親、子供たちと家族が同じ食卓で夕食を共にするシーンは珍しい。でもそんなさりげないシーンの積み重ねがこのドラマにとって重要なのだと思う。主人公と家族の会話、手紙のキャッチボール。ドラマは毎回、家族への感謝の言葉で終えていくが、今の時代に欠けたものを訴えられているようで、何とも心が痛い気がする。

051018

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