他社はポータブル、ミクロ、それならナノ
携帯機器は更なるダウンサイジングが要求されている。プレイステーションならPSPことプレイステーション・ポータブル。PSPの美麗な液晶はもうポータブルの域を超えている。ゲームボーイなら新機種のミクロ、これなんかはかつてのファミコンコントローラと大差がない大きさに驚かされる。そして昨日米Appleが発表したのは自らのミニを超えたナノ、iPod nanoを発表。現行のiPod miniの完全な後継機として登場してきた。後続のライバル機を引き離す、現行iPodのまさにナノ版といった仕様だ。
iPod miniも充分に小さいと思ったが、このiPod nanoは薄さに磨きを掛けた。この薄さは既存ユーザーには脅威だ(ハードディスクからシリコンメモリに変更)。しかも現行iPodと同じカラー液晶が標準となった。一旦、iPod shuffleで液晶無、シンプル、appleらしさを強調していたが、しっかりとユーザー拡大戦略を進めていたことになる。多くのiPod shuffleユーザーはこのiPod nanoに飛びつくだろう。ルックスだけでなく、価格も絶妙。それ程に劇的変化である。
しかしiPod miniのようなカラフルさを失ったのは惜しい気がする。iPodに対する女性ユーザーの拡大に大きく貢献していたからだ。一方、今回のiPod nanoではホワイトとブラックの二色のみ。ただこれは既存ユーザーに対する配慮なのかもしれない。いずれ他色ラインナップなんていうのも出てくるのだろう。ボクはiPod miniのグリーンを買って、青リンゴなんて洒落っぽく使っていたから、余計に期待してしまう。とにかくAppleのセンスは秀でているからだ。
あとiPod nanoの発表と同時に、iTunesが5.0と区切りのバージョンアップを終えた。今度はPIM(カレンダー、アドレス帳)を取り込む、Outlook関連との連携が組み込まれている。ただ期待されたビデオiPodは昨日発表されなかった。確かに何も、一度に二度驚かせる事はあるまい...とはいえ過度の期待をしてしまうのは、今やビックリ箱は国内企業でなく、Appleにありと感じるからである。他社はポータブル、ミクロ、それならナノ。とにかく今回はネーミングに感嘆したのだった。
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コメント
化粧品にもナノが導入され、ついにはiPodにも。
・・・・欲しいです(笑)
投稿: yasuko | 2005/09/09 13:32
yasukoさん、いつもコメントありがとうございます。
>化粧品にもナノが導入され、ついにはiPodにも。
今やナノテクノロジーの時代ですからね。ただあくまで例えですから。本物のナノなら、細胞に組み込まれちゃったりしてね(^^ゞ
投稿: でんでん | 2005/09/09 19:56
トラックバック&コメントありがとうございました。
色に関しては、アクセサリの「iPod nano チューブ」を使って変えてくださいってスタンスのようですね。ケースも兼ねるので本体の保護にもなりそうです。
投稿: SYU | 2005/09/09 22:38
SYUさんこんにちは。
こちらこそコメント&TBありがとうございます。
「iPod nano チューブ」なんてあるんですか?さすがはApple、抜かりはありませんね(^^ゞ
投稿: でんでん | 2005/09/09 22:51