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2005/09/12

勝ち馬に乗れ

 小泉自民党の圧勝に終わりそうな9.11衆議院選挙。出口調査、開票速報が出た瞬間、悲喜こもごもの顔が各局の特番から流れてきた。いや圧勝という言葉では済まない、着差は今年のダービーでのディープインパクト級の大差の勝利。二着に圧倒的な五馬身差をつけ、レコードタイのオマケつきだったディープインパクトのパフォーマンスと、今回の自民党の勝利と重なってくる。勝つであろう、大勝は判っていても、小泉自民党のパフォーマンスはその想像を遥かに超えていた。

 自民党の集票パターンも、単勝支持率1.1倍のディープインパクトと何となく似ている。競馬では勝つ馬を予想するのが鉄則。ただギャンブルだから大穴を狙いたくなる。しかし強い馬なら「勝ち馬に乗れ」の格言の通り、勝つであろう党、その大きな流れで候補者にも投票した、その結果がトリプルスコアの自民圧勝を引き出した。遊説先、有権者の熱狂から少なくとも、小泉総理は優れた集票マシーンだという事だ。民主党は対抗馬であっても、遠く後塵を拝す事はマスコミから伝わってきていた。ただ競馬と違い、二着には賞金すら用意されていない。議席を失うだけだ。

 今回の衆議院選挙、表向きは郵政民営化が、だが本当はねじれ現象がテーマだった。中央と地方のねじれが取り沙汰されたが、そこではさらに地方の中でもねじれを引き起こす。それが露呈した事により、旧態依然の地方癒着の論理が崩壊。地方の中に勝ち馬に乗ろうという流れが生まれ始めた。事実、刺客を推したのは、ねじれで生まれた支持層からだった。だが本当に必要なのは官僚のねじれ、いやねじり切る事であり、これは国民の手の届かないところ。本当にそれができるのか、力を与えた総理がそれをできるのか。

 強い馬には展開要らず、これは競馬の格言である。だが、これからの小泉総理には展開要らずと言えるのかどうか。ボクはアイドルホースという言葉が嫌いだ。人気と実力が伴ってこそ、名馬として歴史に残る。今回のフィーバー型の選挙上手はまだしも、小泉総理の政治手腕はアイドルホースの域を出ておらず、本音は小泉総理にディープインパクト級の信頼を置く事はできない。ただとにかく結果を見た今は、総理の公約が口実だけに終わらない事を望むだけだ...

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