「Saku Saku」あれから一ヶ月、サヨナラご意見番
月曜の昨日、会社が夏休み、休日出勤とはいえ、遅めに出勤可能という事で、久しぶりにリアルタイムで「Saku Saku」を観た。投票の末、先週からヴィンセントの声はボイスチェンジャー経由、エフェクトの掛かった声に戻った。違和感のあったパペットも気にならなくなった。そんな時、ヴィンセントを介した黒幕氏の声が震えていた。カエラちゃんの目にも涙が浮かんでいた。するとゴイゴイことご意見番さんが、急逝された事が告げられた。明るく送りたいと言ってはいるが、心中の揺らぎは伝わってきた。
ボクのようなまだまだ浅い『にわかサクサカー』にも衝撃が走った。突然の別れは慣れているが、それでも大きな笑いの裏にある出来事ほど、堪えるものはない。もちろん身近な人たちほど、心に重いモノを残しているのだろう。七年に渡る盟友を失った黒幕氏の言葉も重い。ハガキを持ってきた米子の声も羽音も何処か悲しげである。せっかく軌道を戻し始めた「Saku Saku」は、一番大事な時に大切なキーマンを一番ツライ形で失ってしまった。
サクサカー、視聴者の方はご存知の通り、春先の『ジゴロウ=>ヴィンセント騒動』は大きな物議を醸した。大人の理由とはいえ、そのドタバタにテレビの前で様々な思いが錯綜していった。番組ではまさにペパーの如く、スパイスたる存在が光ったゴイゴイさん。ゴイゴイさんの死は、何かそんなドタバタ、バカバカしさを一蹴する出来事となった。そもそも番組の根本は変わらず、あらためて外面に影響されていた事に気付かされた。ゴイゴイさんにしろ、黒幕氏にしろ、中身は変わらなかったのだから。
月曜のエンディング、『ゴイゴイに捧ぐ』と題して名曲「海老名のうた」を唄うヴィンセント。歌詞中にも登場するゴイゴイさん。初見、英語の歌詞に笑い、もちろん彼の地元を唄ううただからこそ、大好きだったという。だがヴィンセントの歌声も何処かしら微妙に震え、心中が伝わってくる。そして今回、唄は次の一節で締められた。
He is always in our mind(彼はいつまでもみんなの心に居るんだ)[合掌]
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コメント
こんにちは。トラックバックありがとうございます。
私は逆で、昔『sakusaku』を見ていて、今はすっかり遠ざかっていた者(ジゴロウ引退を知りませんでした…)なんですが…それでもやっぱりこのニュースは衝撃が走りました。
きのうの放送、とても『sakusaku』らしかったですね。
カメラのまわっている前なのに、共演者の死を出演者がみんなで心から悲しみ、カメラのまわってる前なのに、みんな落ち込み絶句していて…「プロ意識が無い!」のかもしれないけれども、やっぱりあれがsakusakuなんだな〜って思いました。
浪人生がいつもより声出していて、悲しみをより誘いました…。
投稿: かんげ | 2005/08/23 13:56
かんげさんこんにちは。
こちらこそコメントありがとうございます。
テレビの前、向こうを含めて仲間意識を感じました。あの騒動の後、サクサカー、出演者、スタッフの気持が久々に一緒になった気がしました(^^ゞ
投稿: でんでん | 2005/08/23 16:03