バーチャ・アニキ
ヤクルトの古田敦也捕手が昨日40才の誕生日を迎えた(誕生日おめでとうございます)。ヤクルトファンとしては何とも感慨深く、まだまだマスクをかぶって欲しいと望んでいるが、後進の育成を考えれば難しい時期。しかしプレーイングマネージャーの噂もあるように、野村前監督の後を追うような活躍があるかもしれない。ただ昨夜の巨人戦のように、ヤクルトは岩村、ラミレスの主軸に青木、宮本、宮出、リグスといった強打陣の前で、古田の七番打者という立場も難しくさせている。ただ彼ほど投手陣に絶大なる信頼を受ける捕手は少ないだろう。
かつて40才になった古田を知った時と、同じような感慨を受けた事があった。それはとんねるずの二人が40代に入った時だ。何せ彼らが「貴明&憲武」で「お笑いスター誕生」に出ていた頃から知っている。何てったって「時代を先取るニューパワー」なんだから。そして西城秀樹の朝番組「モーニングサラダ」のレギュラー、さらに「オールナイトフジ」「夕やけニャンニャン」と二人はその地位を固めていった。歌のヒットや「みなさんのおかげです」(現在の「みなさんのおかげでした」)等は皆さんのご存知の通り。今や高額納税者の芸能人部門で名前が出てくる二人でもある。
やはり年齢の近い人の活躍は刺激になる。特にアニキ分的な距離にある人からは大きい。その理由を考えると、自分に兄弟がいない事に起因すると思う。まず同い年の友達は遊び相手にはなっても兄弟代わりにはならない。ボクはカギっ子、学習塾ブームのはしりの時期。そんな時、身近にあるのがテレビだった。「バカ言ってんじゃねぇよ」とツッコミを入れるとんねるずを、アニキ代わりにしていたような気がする。たぶんバカやったり、笑わせてくれたり、画面から伝わるアニキ的な雰囲気を潜在的に欲していたのだろう。
そう考えると、同じようにテレビを潜在的に親代わり、家族代わりに思う人も多いかもしれない。世間では便利屋さんが一人暮らしの人から、家族代わりに会話に付き合う仕事依頼も少なく無いという。昔、明石家さんまが、家族をネタにして「電子ポットに話しかける祖母」で笑いを取っていたが、あながち見当ハズレな時代ではなくなった。孤独さは耐えがたいもの。だが何でも代わりになるものでもあるまい。個人的にはバーチャ・カノジョだけは願い下げだ。
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コメント
TBありがとうございました。
こちらからもTBさせていただきますね。
古田くんのファンになって長~~~いんですが、同じくらいヤクルトファンも長くて、今、一番気になるのが、やはり古田くんの後釜のことです。ピッチャーも野手も上手く育てているヤクルトなので、あとは“扇の要”が順調に育ってくれればバンザイ!!だと思っています。
でも、まだまだ古田くんの大活躍は見たくてたまらないんですよね~~複雑なファン心理です。苦笑
投稿: romper-stomper-rc | 2005/08/07 23:20
romper-stomper-rcさんこんにちは。
トラックバック&コメントありがとうございます。
>でも、まだまだ古田くんの大活躍は見たくてたまらないんですよね~~複雑なファン心理です。
ボクも複雑です。でも古田さんならやってくれると思います。現役屈指の野球人なのですからね(^^ゞ
投稿: でんでん | 2005/08/07 23:55