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2005/06/02

「ついてゆくわ」をかみしめる

 松任谷由実の新曲「ついてゆくわ」を買った。この曲はTBSドラマ「夢で逢いましょう」の主題歌で目下のお気に入りの曲である。ドラマ自体がお気に入りなので、その主題歌がお気に入りになるのは必然ではある。ただドラマを観ている時は出てくる矢田ちゃんの表情とこの曲が実にフィットしているので、イメージ先行でこの曲を聴いていたが、何とも歌詞をかみしめてみると、とても味わい深い。

 この曲の主人公はまさにドラマの矢田ちゃんにダブり、結婚を決意した女性が嫁ぐ気持の感謝と別れを表現した歌だ。ドラマの矢田ちゃんは自立しながらも仕事に悩む女性。だがそんな中、一緒に歩もうと決めるパートナーと出会う。その決意の表れがタイトルの「ついてゆくわ」である。しかしこの曲の良さは、そんな心境と同時に育ててくれた父親への感謝を伝えている事。サビの部分は全て、長塚京三演じる父親への感謝の言葉で締めくくられる。

さよなら 大事な人
ありがとう 思い出たち
あなたを愛する私が選んだ
夢についてゆくわ

 オープニングでは寝入った矢田ちゃんの夢、おそらく結婚式前の辿る子供の頃の記憶に沿ってこの曲が流れていく。そして歌詞を聴けば聴くほど、オープニング映像とこの曲がマッチしている事が解る。しかしこの曲を聴いて響く筆者の涙腺は別のところにある。しかも製作サイドが思いもしないところに、だ。あくまでこの歌詞を別の解釈をしての事なのだが。

 たとえば恋人に捨てられた男がいる。捨てた彼女は別の男性の下へ旅立っていく。ただ彼女には事情があって元カレを別れなければならなかった。この歌詞に当てはめるとその元カレへの感謝と別れの挨拶が、サビの部分に違和感無く重なっていくのだ。こんな解釈をすると曲のテイストはグッと別の色をみせる。でもそう思い始めると、そのようにしかこの曲が聴こえないのだ。朝、車でこの曲を聴きながら、知らぬ間に目が潤んでいるのに気づいた。

050602
松任谷由実 ついてゆくわ / あなたに届くように [MAXI]

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