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2005/05/04

今週の「ガイアの夜明け」

 毎週、テレビ東京の「ガイアの夜明け」を観ている。役所広司の寸劇を交え、毎回さまざまな業界、社会を経済を切り口に見つめた、丁寧な取材もあって見応えのあるドキュメンタリー番組だ。そんな「ガイアの夜明け」が昨夜扱ったのがニート、「職も就かず、職に対する教育も訓練も受けない若者」の事であった。日本全国にいるニートは85万人。しかし映像で見せられると新聞報道よりも、如何に現実が深刻だという事が解る。

 登場したニートたちの心情を察する面もあれば、理解できない面もあった。ただ言えるのは一旦、外れたレールから戻る事は相当難しいという事だろう。少なくとも彼らは最初からニートだったわけでなく、職場環境の何かをきっかけに職を離れたからだ。実際、自分がニート一歩手前の心境を秘めているから、そう思えるのかもしれない。それを少しでも踏み止まるに値する内容だった。これが社会の瀕した現実、一方で終身雇用を脱却する姿勢を企業側は示しているわけで、その狭間で戦っていく事は容易ではない。

 実は年齢的にはニートとはいえない人だが、身近に反面教師的な人がいた。退職してからも何度か酒を交わした事があったが、親の残した遺産で食い繋ぎ、今もなお職に就く姿勢を見せていない(らしい、最近は会っていないのであくまで噂だが)。結果として子供や奥さん、家族からソッポを向かれて離婚。その時も自分自身に問題の根源がある事を理解していなかった。いや、判っていても理解しようとしていなかったのかも。ただすがっている潤沢な遺産、お金もいつかは底をつく。こんな人生の壊れ方、これは番組よりも生々しい現実ではある。

 「ガイアの夜明け」は毎回、強い結論を設けていない。番組的には問題提起で止め、視聴者にその結論を委ねている。ただ今回は大きな憂いを感じずにはいられなかった。まずは当然、個人の姿勢は大事。だってシンプルイズベスト、働かざるもの喰うべからず。ただニートに限らず、様々な雇用、就職問題。その先には国の舵取りのまずさも垣間見える。これまでの政策のツケ、教育も社会整備も何もかも、挙げていったらキリがない。やっぱりそう言わせている政治がダメなんだろう。明るい展望を見せて欲しい。

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