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2005/04/26

『俺大好き』な人々

 どうも役者としてのキムタクは好きでない。一本調子の演技、しかも職業横断的に「あのルックスでこの職業」という意外性を生かしたドラマ作りが垣間見える。これまで弁護士、アイスホッケー選手等々を演じてきたが、今回のドラマ「エンジン」では、カーレーサーという特殊性とキムタク本人のコラボとなっている。ただ彼のドラマを語りたいのではない。何しろただ一度もまともに観た事がないし、今回のドラマ「エンジン」にも全く興味がない。ちなみに月曜午後9時にチャンネルを合わせても、5分後には「TVタックル」に変えていた。

 今、ドラマで視聴率が取れる男優は二人。キムタクと織田裕二である。彼ら二人には共通点がある。それはドラマ作りが非常に企画が練られたものだという事。いやどんなドラマでも同じだが、彼らが出るドラマの場合、彼ら自身も企画の段階で色々と意見を出す。キムタクであればファッション、職業リサーチ、織田もキムタクと同じではあるが、さらに徹底した姿勢をみせる。それを開花させたのが「踊る大捜査線」であった。役者=自分プロデュースは珍しくないが、彼ら二人は出色の存在である。

 役者というとつい演技者と考えがちだが、その観点を変えたのがトム・クルーズだと思う。彼こそ自分プロデュースの草分け的存在で、自らの製作会社を立ち上げてからは、役者トム・クルーズを引き立てる作品出演を徹底させている。「ミッション・インポッシブル」シリーズでの『俺大好き』ぶりは、画面を通して伝わってくるし、逆に「MI-2」ではやり過ぎに思えたほどだ。比較的若い時期は演技者として模索していたが、今は吹っ切れたように『俺大好き』を披露している。最新作は「宇宙戦争」。ただ彼の作品はほとんど観ているので、嫌いな役者でない事は確かだ。

 キムタクと織田裕二の二人には、トム・クルーズの影が見えてくる。『トム・クルーズになりたい』と本人たちは思ってないだろうが、役者として進む中、全く意識していない事はないと思う。ただ「7月4日に生まれて」のように、唸らせる演技ができるのもトム・クルーズ。そしてその果ての『俺大好き』である。キムタクと織田裕二も『俺大好き』なのは判るが、将来いつまで『俺大好き』をゴリ押しできるか疑問。10年後の彼らが、同じスタイルを貫けるかどうか。ただもしそれができたなら、彼らの格はまさに『トム・クルーズ級』だろう。

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