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2005/02/06

「The Notebook[きみに読む物語]」を観にいく

 昨秋以降、どうも恋愛映画を観るのは気が引けたが、今朝は「きみに読む物語」を観に行くことにした。作品のテイスト自体、ノーテンキなものでは無かったし、昨夏アメリカでは地味なチャートアクションながらロングランヒットした作品。主役の一人、ジェームズ・ガーナーはテレビドラマ「ロックフォードの事件メモ」で知っていたし、特にロングランヒットした所以を知りたかったからだ。劇場へ行くと老若男女、年齢層を問わず、朝第一回ながら、田舎の映画館のわりにお客は入っていた。

 物語は奇をてらった構成ではなく、意外にオーソドックス。それだけに純愛がベースとなる作品なのだが、いろいろ考えさせられる佳作だった。『愛する人を取り戻す』というのが物語の骨子。それは主人公にとって人生を通して、ただ悲しさよりも充実感に満ちたエンディングを迎える。必ずしもハッピーエンドとは言いがたいが、ある意味人生の理想といえる最後かもしれない。原題「The Notebook」はそんな平凡な主人公の物語を言い表したものといえよう。

 映画を観る上で感情移入は大きな要素である。ただ以前ならこの手の作品を観ると、単純な主人公への感情移入に留まっていたが、今は多少考え方が変わった。自分の人生を当てはめるようになったのだ。しかも年の差、立場はどうあれ、遠からず近からず、ずいぶんと当てはまるようになった。これは映画を観ていく上で非常に大きい。確かにここ数年、好きな映画の好みは激変したが、作品に対してもう一歩踏み込むには経験が足らなかった。だが今回「きみに読む物語」は、ちょうど今の自分にとってより興味深く感じる機会に出会う事ができた。

 とにかくこの作品の言わんとする事は単純な恋物語に留まらない。それは人生観であり、如何に充実した人生を送る事ができるかである。あくまでその要素の一つが純愛。たとえ平凡な人生であったとしても、そんな本作の主人公の充実感には敵わない。作品中ではその一部しか語られないが、エンディングでジェームズ・ガーナーの満足げな表情をみていると、何となしに伝わってくるものがある。日本では非現実な恋愛映画が多いが、本作は平凡だからこそ心に訴えてくる、そんな作品のような気がする。

 なお本編上映直後にある、ケミストリーのコメントは必要かなぁ?(楽曲と共にタイアップがバレバレ!)と思った。

thenotebook

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コメント

こんばんは。この映画、おっしゃるようにただの恋愛映画ではなく、人生観、人生の引き際とか、そんなものまで考えさせるものだったなあと思います。年齢をを重ねるほど共感できる部分があるのかも・・・?TBさせてもらいました!

投稿: カオリ | 2006/05/06 19:51

カオリさんこんにちは。
コメントありがとうございます。

>年齢を重ねるほど共感できる部分があるのかも・・・?

若さだけの恋愛から一歩踏み出し始めると見えてくるものなのかもしれません。その点を強く感じる作品でした(^^ゞ

投稿: でんでん | 2006/05/07 09:22

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