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2005/02/27

古馬任三郎、第77回アカデミー賞を予想する

 ええー、皆さん今週は何を楽しみにしていますか?中山記念?阪急杯?私は何を隠そう、明日のアカデミー賞なんです。こう見えても私の映画好きは堂にいったもので、毎週映画館に足を運ぶのですよ。もちろんウィンズや競馬場よりも圧倒的に多いのです。ただ映画の賞レース予想の経験はありません。だって当てても何ももらえませんから。でも私は文化的なのですよ。いつもは競馬の予想でウンチクをたれてますが、今日は映画のために使ってみようと思います。

 さてアカデミー賞の全ての部門賞を当てる事は困難(全部で24部門)。とりあえずここでは作品賞を中心に予想してみたいと思います。まず現時点で日本公開された候補作は「Ray レイ」「ネバーランド」の二作のみ。しかも「ネバーランド」は未見。そんな事情で当てようというのは神をも恐れぬ行為。ただアカデミー賞とはその年の事情、アメリカ(またはハリウッド)が何を求めているかが賞の行方を左右します。

 そのキーワードとは?大統領選の後のリーダーシップ。求められるのは、強さを感じさせる作品ではないでしょうか。イラク侵攻の後に受けた傷跡。ベトナム、湾岸戦争と同様、今のアメリカは迷走の渦中にいます。ただ明らかに直接的だと一昨年の「戦場のピアニスト」のように賞を逃します。幸い、今回の候補作に戦争をテーマにしたものはノミネートされていません。あくまでアメリカの懐の広さ、強さを感じさせる作品。そこで本命は「ミリオンダラー・ベイビー」です。

 今やクリント・イーストウッドはハリウッドの重鎮。昨年「ミスティック・リバー」は数々の賞を受賞、ただ作品賞は逃しました。しかしイーストウッドは「許されざる者」で既に作品賞、監督賞を受賞しています。オスカーはもういいのでは...というワケにはいきません。やはり最も長い俳優業での受賞がない上、今年は主演男優賞とのダブル受賞はあっていいのでは、と思うのです。こういうお祭りをアメリカは大好き。やはりハリウッド流のお祝いなら、イーストウッドの作品で締めるでしょう。

 対抗は「アビエイター」。走り続けるアメリカを体現したハワード・ヒューズの実話。ヒューズ自身、ハリウッド作品で何度か登場してきましたが、今回は主役に据わった作品であり、配役的にも魅力。ただマーティン・スコセッシ自身、作品賞はある反面、監督賞はもらっていないし、こちらのほうが大きなチャンス。単穴は「サイドウェイ」。アメリカらしいライトコメディ。テーマ的に地味ととられるかもしれませんが、意外にこういう作品は好まれます。それに実際面白そうですね。グラミー賞が追い風になるのなら、「Ray レイ」は侮れません。しかし作品の扱うものの難しさ、それと個人的に完成度が物足りません。ジェイミー・フォックスは主演男優賞の筆頭ですが、むしろそちらはイーストウッドとの一騎打ちで面白そう。

まとめると
◎:「ミリオンダラー・ベイビー」
○:「アビエイター」
▲:「サイドウェイ」
△:「Ray レイ」

 発表は日本時間28日のお昼頃。フェブラリーSは当たらなかったけど、アカデミー賞は的中を狙ってます。それでは次回、本業の競馬GI高松宮記念で会いましょう。古馬任三郎(ふるうまにんざぶろう)でした。

050227

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